次代の活力源は?
44183 共認回路の対話シュミレーションが思考の原型
 
本田真吾 HP ( 46 建築家 ) 02/11/19 PM11 【印刷用へ
1歳半くらいになると、母親に『○○ちゃん』と呼んでもらうと『ハーイ』と答える。そして、応えること自体に喜びを感じていて、何回もせがむようになる。そのうち、『○○ちゃん、ハーイ』という独り言をいう、本当に楽しそうに。充足感あふれる感情表現からして、母親との期待応望充足を、独りでシュミレーションしているのだろう。

自分という意識は名前がわかるようになった時に顕著に現れる。これが自我という独立した存在の形成過程であるという説がある。しかし、関係の中でしか成長していけない人間にとって、独立した存在などを定義すること自体ばかげている。

この場合はむしろ、独り言により、相手が不在でも期待応望の関係充足を、現実と同じ充足感情の再現をもって実現しているということではないかと思う。また、共認の根本は共鳴動作のように相手がいないと成立しないが、成長するにつれ不在対象との共認充足が頭の中に再現できると見ることも出来そうである。

そしてもう少したつと、犬をこわがったとき、充足関係にある母親が「こわくない、こわくない」といってくれると、子供は落ち着く。次にひとりで犬に出会ったとき「こわくない、こわくない」とつぶやいて、この局面をのりきる。ここでも、不在の母親との共認充足を頭の中で再現し、現実を乗り切っているのではないかと思う。

このように、誰かが自分に発した言葉を、現実を乗り切るための武器に使う。そして、その相手は誰でも良いのではなく、自分の信頼を寄せる相手(例えば母親)でないとあまり効果がないそうである。これも、期待応望の充足関係が生み出すプラス感情が、現実突破のための思考(実現回路の作動)には重要な働きをしていると言うことではないだろうか?
 
 
  この記事は 43868 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_44183

 この記事に対する返信とトラックバック
こんな子育てがしたい♪〜子供には共認充足体験を〜 「感謝の心を育むには」 10/04/01 PM10
健康=元気の素ってなんだろう?その3〜共認充足は「活力」そのもの! 「地球と気象・地震を考える」 09/12/12 AM01
221600 充足を塗り重ねていくためには、充足体験を充足として思い出すことから スガイク 09/12/09 PM11
221596 共認充足は“生きる力”そのもの ぴのこ 09/12/09 PM10
221593 充足は固定化してくれる相手が大事☆ 樫村志穂美 09/12/09 PM10
161381 3つのアドバイス 秋元大 07/09/15 PM10
121672 共認回路の発達を阻害するものは 匿名希望 06/06/16 PM08
116771 「みんな」なしの「自分」なんてありえない 春風 06/05/28 PM03
108479 追求力を生む“見て!見て!志向” 佐藤祥司 06/04/03 PM07
107881 反応充足は実現回路強化の糧になる 山崎許子 06/03/23 PM09
105254 Re:共認回路の対話シュミレーションが思考の原型 呉珍之 06/02/06 PM09
104112 落語を聞いて共認機能強化!? 平川要 06/01/16 PM07
100476 まずは、共認回路再生の当事者になろう! 村上祥典 05/11/06 PM11
94964 改めて共認充足 アイスクリーム 05/07/23 AM10
94905 現実を乗り切るための武器 三好陽子 05/07/22 AM00
94017 自我充足に向かう回路とそうでないもの 西麻美 05/07/06 PM09
92868 共認充足から対象同一性の獲得 佐藤賢志 05/06/17 PM08
92529 「自己暗示」が持つ可能性と胡散臭さ 竹村誠一 05/06/11 PM11
92386 100%肯定視が現実突破の思考に転換する上で重要 塩貝弘一郎 05/06/09 PM09
89899 説明思考という期待封鎖 走馬灯 05/05/02 PM02
89621 『共認の確立』とは? 斎藤幸雄 05/04/27 AM00
ひとりごと? 「お役に立ちます☆」 05/03/23 PM11
87088 実現回路を作動させる 広岡絵美 05/03/10 AM08
86025 共認+観念機能に感謝 山上勝義 05/02/20 PM04
性格診断のススメ 「〜恋愛の行方〜」 05/02/13 PM09
83319 期待のありかを探索 熊澤敬輔 04/12/29 AM00
83115 健全な子供とは? 齊藤直 04/12/24 PM09
82966 共認充足を観念で固定化する 小暮 勇午 04/12/22 AM03
82863 「同化」という概念が適用できそうです 田中修 04/12/20 AM04
82752 共認充足なしでは生きていけない 小林雅志 04/12/18 AM01
81622 「なんとかなる」という感覚 太刀川省治 04/11/27 PM05
44287 期待応望充足の原点 大木康子 02/11/21 PM02

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp