いい女って、何? いい男って、何?
4333
 
岩井裕介 ( 29 再開発プランナー ) 01/05/19 PM11 【印刷用へ
前回の投稿で、女と男が見る世界の「彩り」の本質的な違いに対する肯定感、(男から見た場合の)「女」という全体的存在そのものに対する肯定感(感謝の気持ちのようなもの)が大切であるということを述べましたが、これについてもう少し考えてみました。

例えば、メキシコ先住民のヤキ族では、「子宮の主な機能はドリーミングと智慧を保存することである。出産は第2の機能である。」と伝えられるそうです。
(ドリーミングとは、天地創造や生命活動を引き起こすエネルギーのことのようです。)
<参考:リンク

これはスピリチュアルな領域に属する言い伝えであるわけですが、ドライな社会学的考察や生物学的還元論を超越した、女の役割をめぐる人類の営みの歴史を垣間見るように思われます。端的にいって、女が性の回路を通じて宇宙や生命と繋がっていることに対する敬意です。
また、性や女の霊力を深いまなざしで捉え、敬う土壌は、沖縄をはじめとする日本にも脈々と流れているものと思われます。(ここではシャーマン(巫女)がほとんど女性であったことを想起しています。)


この会議室においても、「男の役割」「女の役割」について様々な方が意見を述べられていますが、正直に申しますと、その多くについて私は少々「乾いた」印象を受けています。
役割を論じる際に、生物学的に「出産」が女性の領域に属することは、皆当然のこととして前提としていますが、その先で意見が分かれることが多いように見受けます。
ひとつは、出産は出産、仕事は仕事というふうに区別して考える立場、あるいは、個人的な自己実現の名の元に両者を比較選択できると考えている立場。もうひとつは、女の特質はすべて出産・育児から派生し、全てここに集約されるという母性神話をとる立場。
いずれにしても「性」というものを極めて狭い「乾いた」領域でしか捉えられていないように感じられます。

女は女であること自体で存在意義があり、そこに愛や婚姻があろうとなかろうと関係ない、ということにもっと自信を持ってよいように思われます。

 
  この記事は 4206 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_4333

 この記事に対する返信とトラックバック
本格追求シリーズ1 人類の”性”の本質を探る<人類にとって性とは?(2) 極限時代の人類の性(前半)> 「知られざる人類婚姻史と共同体社会」 09/10/21 PM08

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 滅  亡
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
私権社会の打破のために
遺伝子の共同体
「利己的な遺伝子」を切開する 1
「利己的な遺伝子」を切開する 2
実現論の形成過程
闘争と生殖の包摂@
闘争と生殖の包摂A
自我が邪魔をして心を開けないセックス
近代思想の結果が、現代
転換期の女たち
夜這い婚
漱石をねじ曲げる「奴隷」たちへ
「自我=エゴ」を制御するもの
相手尊重の意識の原点は?
規範意識の形成の土台は? 
大転換期の予感と事実の追求
現代の神官=社会統合階級の欺瞞
個人主義者の詭弁 個人と自我
個人主義の責任捨象と言い逃れ
現状の経済システムに問題あり

『るいネット』は、35年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp