地球空洞説といえば、トンデモ科学、ニセ科学の代表例のように思われている。しかし、科学的事実を積み重ねていくと、地球内部に巨大な空洞が広がっていることがわかった。
現在、地球の中心には重い核が存在していると考えられているのは、18世紀末にイギリス貴族キャベンディッシュが行った実験が根拠になっている。小さな鉛の小球と160kgの鉛との間に働く重力をねじり天秤で測定した。しかしこの実験は、現在、さまざまな誤りを指摘されている。
鉛は19世紀半ばに反磁性体であることがわかった。地球磁場に置かれた場合、反磁化され、互いに影響することがある。また、鉛の小球の周囲には160kgの鉛より質量の大きな、小屋があった。キャベンディッシュの実験は何度も追試が行われているが、実験結果はばらつきが多い。
重力に関して疑問があることを踏まえたうえで、以下の論考を読んでいただきたい。
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従来の科学では、地球や惑星が丸くなっているのは、引力があるためと考えられています。しかし電気的宇宙論では、引力は大気分子と電離層、大地の電位差が作り出している力です。微小重力下での実験によれば、水滴は丸い形をとることがわかっています。球体を作っているのはファンデルワールス力です。(水の場合は水素結合も加わる)ファンデルワールス力は分子間引力とも呼ばれますが、電気引力の一種です。
物質の内部では、分子、原子はばらばらの電荷の方向を持っています。それが物質同士の距離が近づくと、プラスとマイナスがそろって、くっつく力を持つのです。接着剤は物質の間に入って密着することにより、ファンデルワールス力を生じさせることで、物同士を接着します。物質を強い力で押し付けることでもファンデルワールス力は生じます。
惑星内部では膨張する圧力があるので、ファンデルワールス力もよく働くことが予想されます。木星中心部の高温高圧下で作られるので、岩石は非常に強く押し付けられていて、ファンデルワールス力が強く働いているとも考えられます。
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この画像は、ISSで行われた実験の様子を写したものです。無重力状態で水の玉を作ります。無重力状態なので、水はファンデルワールス力と水素結合で引き合って、丸くなっています。引力で丸くなっているのではありません。よく表面張力で丸くなると説明する場合がありますが、表面張力は重力のある場合に水の上面に現れるファンデルワールス力です。ファンデルワールス力は水玉の中全体で生じています。水玉の内部にもファンデルワールス力は作用しているのです。
水玉はせいぜい数センチの大きさですが、地球は直径が1万3千キロあります。やはり引力が作用しているのでしょうか。引力が作用している場合、地表から深くなればなるほど圧力が増すはずです。確認してみましょう。
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トモグラフィで描き出された円柱状の部分は、マントルより軽く、液体ではありません。つまり気体なのです。巨大な空洞が地球内部には広がっています。 |
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