いい女って、何? いい男って、何?
323117 間違った男女論で封鎖されてきた充足
 
佐倉えりか ( 29 ) 17/01/03 PM09 【印刷用へ
生まれたてもう1、2年たてば、男の子は男の子に、女の子は女の子になる。(赤ちゃんの頃からだって、男と女ではそもそも匂いが違う。)
この前、従兄弟の娘(2歳間近)に会ったが、ひいおばあちゃんにつけてもらったパールののイヤリングを耳につけて、みんなに自慢してうれしそうにしている姿は、まさに女だなあと感じ入った。(話さえまだできないが「見て見て〜」という態度がまさに女。)
自分自身を思い返しても、幼稚園の頃に既に好きな男の子がいたし、小学校に入ってからは、友達の女の子のかわいさに憧れながら、男の子も意識しつつ、女であったのを思い出す。
一方で、道徳の時間には「男女平等」という言葉がしつこく言われ、おそらくその頃に、潜在思念と観念が分断した。
その頃の感覚で象徴的なのは、祖父がわたしに、「身体つきが女らしくなった」という女としての成長を褒めるような言葉に対して(少しからかいのニュアンスも含み)、心では、“そうかなうれしいな”という気持ちがわいた気がするけれど、瞬時に出てきた言葉は「男らしいとか女らしいとかそういうこと言っちゃダメなんだよ、差別だよ」だった。(ちょうど思春期ゆえの恥ずかしさもあったが。)
今振り返ると、その歪みに気付く。

学校で教わったのは、その心とつながらない余計な観念と、身体のつくりの話だけだった。友達と話すのは恋愛で、それ以上にエロい話はメディア、ネット。本来は、男女の話も、恋愛の話も、身体の話も、全てひっくるめて性だが、それぞれがつながっておらず、分断されていた。それから、明らかに探索がなかった。男女の違いは、せいぜい表面的な身体のつくりくらいで、どうして男女が違うのか、男とは?女とは?という、深い男女の話が一切どこにもなかった。

わたしが子どものときの頃から、性教育も移り変わってきているのだろうが、今や、日本は、少子化、セックスレスが蔓延する時代。若者は性経験は貧弱になっており、性に対するイメージでは「楽しくない」「汚い」という否定的な回答が増加している。
潜在思念に合わない観念への収束で、どんどん充足が奪われてきたのだと思う。

日本人に充足感・活力を取り戻すには?という視点に立ったとき、実はこの、性の部分がけっこう重要なのではないかと思う。一事象だが、実際に、女であることを意識している中学生は、それを封鎖してしいる女の子より、活力があって元気だという実感も聞く。
性は全てひっくるめて性である。身体の話も、心の話も、いい男になるには?いい女になるには?という実践論も、全部がつながっている。この事実に立つと、教育も、大人のあり方も、いろいろなところに変化が呼び起こせそうだ。
また、今後の日本の活力を読む上で、若年世代の性意識がどう変化していくかは、目が話せない重要事項であることにも気付く。
 
 
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