法曹・官憲・役人こそ、社会閉塞の黒幕
322882 好きで仕事をやっている人は仕事と遊びの境目なんてない。労基署は働き方を無視する様な取り締まりを行っている、法律が現状と全く合っていない。
 
匿名希望 16/12/27 PM09 【印刷用へ
労基署勧告にエイベックス社長が疑問「今の働き方を無視する様」
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エイベックスの松浦勝人社長が22日、自身のブログを更新し、社員に違法な長時間労働をさせていたとして、三田労働基準監督署(港区)から是正勧告を受けたことについて、「今の働き方を無視する様な取り締まりを行っていると言わざるを得ない」と批判し、「法律が現状と全く合っていないのではないか」と疑問を投げかけた。勧告自体は「現時点の決まりだからもちろん真摯に受け止め対応はしている」とコメント。その上で、「好きで仕事をやっている人に対しての労働時間だけの抑制は絶対に望まない」とし「僕らの業界はそういう人の“夢中”から世の中を感動させるものが生まれる」と理解を求めた。

労働基準法 是正勧告とは リンク 

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「24時間仕事バカ!」というテーマの連載がある。「仕事が遊びで、遊びが仕事」というブログがある。

こういう人たちもこれからは自分が好きで働いていても法律で決められた時間しか働けなくなる可能性があるようだ。

先日労働基準監督署から是正勧告を受けた。このことに対しては現時点の決まりだからもちろん真摯に受け止め対応はしている。でも労働基準監督署は昔の法律のまま、今の働き方を無視する様な取り締まりを行っていると言わざるを得ない。例えば去年9ヶ月間で労働基準監督署が監督指導をした事業場8,500のうち法令違反があると指摘された事業場はどのくらいあるか分かるだろうか。その数は6,500事業場にも及んで、75%以上が何かしらの違反とみなされている状況。そもそも法律が現状と全く合っていないのではないか。

さらに言いたいのはこれだけの割合で何かしらの違反があると指摘される中で、是正勧告を受けたほぼ全ての企業の名前を世の中の人が知ることはないけど、ごく一部の目立つ企業だけは何故か見せしめのような報道をされること。それも突然なんの前触れもなく。しかも報道にはドンドン尾ひれがついて、是正勧告を受けたとはいえものすごく悪い企業の様な言われ方をする。(はっきり言って名誉毀損に当たると思う)
横並びの企業の労働状況がどうなっているかも関係なく、特定の企業だけが見せしめに合う。

僕らの仕事は自己実現や社会貢献みたいな目標を持って好きで働いている人が多い。だから本人は意識してなくても世の中から見ると忙しく働いている人がいるのは事実。だからこそ会社の中にすぐ利用できる病院を作ったり、定期的にメンタルチェックをしたり、時間に限らない社員の労働環境をそれなりに考えてきたつもりだ。でも法律に違反していると言われればそれまで。僕らのやってきた事おかまいなしに一気にブラック企業扱いだ。

それぞれの業界にはそれぞれ特殊な事情がある。労働時間だけに縛られていたら為替のディーラーの人達は仕事にならなくなる。病院で働いている人は労働時間と治療とどちらを優先するべきか。美容師の人達、学校の先生、、、自分の夢を持ってその業界に好きで入った人たちは好きで働いているのに仕事を切り上げて帰らなければならないようなことになる。だいたい官公庁はどうだろう。労働基準監督署の仕事が好きで夢中になっている人がいるとして、結果違法残業していたら笑えない。そんな事はないと信じたいが。

望まない長時間労働を抑制する事はもちろん大事だ。ただ、好きで仕事をやっている人に対しての労働時間だけの抑制は絶対に望まない。好きで仕事をやっている人は仕事と遊びの境目なんてない。僕らの業界はそういう人の「夢中」から世の中を感動させるものが生まれる。それを否定して欲しくない。
だから時代に合わない労基法なんて早く改正してほしいし、そもそも今のキャンペーンは労基法の是正が遅れているにも関わらず、とりあえず場当たり的にやっつけちまえ的な不公平な是正勧告に見えてならない。

労基法の改正は、長時間労働の抑制だけじゃなく、元々議論されているようにその改正が働き方の多様性に対応するものであってほしいと願う。
形ばかり国民のためを思って行っている事だとしたら、好きで仕事をやっている人の制限をし、日本企業の海外競争力を弱める事にもつながる。裁量労働制にしてもどこからどこの業種かどう判断してるのだろうか。その裁量労働制を結局悪用する企業も出て来ている。
この状況を見ていると、今検討されている高度プロフェッショナル制度や裁量労働制の範囲拡大案が多様性にきちんと対応できて使いやすい制度になるかも甚だ心配だ。

今はとにかく矛盾だらけだ。
僕の法律知識なんて乏しいから間違っていることを書いているかもしれない。しかし、納得できないことに納得するつもりはない。
戦うべき時は相手が誰であろうと僕らは戦う。それが僕らの業界とこの国の未来のためだと思うからだ。
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