子育てをどうする?
318889 勉強禁止!?フィンランドの幼稚園の教育方針がすごすぎる・・・
 
櫻井佑衣子 ( 24 会社員 ) 16/08/26 PM04 【印刷用へ
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01.フィンランドの教育方針「遊ぶ=学ぶ」

同国は教育分野で注目されている国です。その理由は、15歳を対象にした国際テスト「PISA(学習到達度調査)」の成績が一貫して好調だからでしょう。しかし、もっと小さな子供たちに注目した方がいいかもしれません。

私はフィンランドで2年間、小学5・6年生の指導をしてきました。その際に、ほとんどの子どもたちが義務教育で「Preschool」と呼ばれる幼稚園に通うと聞きました。
「Preschool」の教師である義母から直接聞いた話ですが、そこではアメリカの園児のようにワークシートを使うことなんてなく、ほとんどの時間を遊びに費やすと聞いています。
私はフィンランドの公立幼稚園を実際に訪ねてみることにしました。子供たちが幼稚園で過ごす時間は1日にわずか4時間ほどでした。

02.子供達は遊びに夢中"勉強中"とは思ってない

「子どもたちは1日を通して『遊ぶ』ことから多くのことを学びます。みんな自分のしていることにとても興味を持っているので、それが学習だということにも気付かないんですよ」

03.お買い物遊びは算数の勉強

04.学習のモチベーションが遊ぶことでレベルアップ!

「子供たちは遊びの中で、言語、数学、社会的相互作用のスキルを学んでいます」と話すオセイ先生。The Power of Playにも「短期的・長期的に関わらず、子供たちが遊びを楽しんでいる時には、認知的、社会的、感情的、および身体的にも、学習に対するモチベーションが高まる」との見解が書いてあります。

05.2種類の遊びを使い分ける

幼稚園児たちを見ていくと「遊び」には2種類あるようでした。1つは自由に遊ぶ方法(ダムを作る)。もう一方は、教育方針にのっとって指導を受ける方法(お買い物遊びをする女の子たち)。校長先生もうこう話していました。
「"この鉛筆を取り、座ってください"と、幼稚園児に言うのは自然な方法ではありません。幼稚園の教育では、園児が机に座り、文字を書いたりする勉強は、週1日で十分です」

06. "喜び"のない学びはすぐに忘れてしまう

07.「私たちは強要しません」

フィンランドの幼稚園を訪問した日、読み書きをする子どもはいませんでした。が、読み書きの指導がちりばめられているさまざまな言葉を聞きました。たとえば「Morning Circle」で手を叩きながらリズムをとって韻を踏むアクティビティです。
私は教育学科の博士課程で学んだことを思い出しました。音韻認識による言語構築です。書かれた文字ではなく、音から言葉を認識する能力で、言語能力発達の基礎として考えられています。

昼食前、幼稚園の先生は、バスケットに子ども用の本をたくさん入れて持ってきます。しかし、5〜6歳の幼稚園児はまるで赤ちゃんのように本へと向かいます。部屋の隅に別々に座って、ページをめくり絵をじっくりと見ます。文字はほとんど認識していません。

オセイ先生の話では、15人いる彼女のクラスの生徒でちゃんと文字を読むことができるのは1人だけだそう。ただし、1年後にはほとんどの子供たちが読めるようになります。

すようであれば、助けるようにしています」

08.読み書きを教えることが禁止されていた過去も!?

もちろん、子どもたちが興味を示し学びたいと意思表示さえすれば、読み書きを教えることができます。が、過去には許されていない時代もあったのだとか。
 読み書きはもともと小学校1年生を担当する先生の仕事でした。しかし、アメリカと同じく教育は変化しています。

フィンランドでは、幼稚園の先生と両親が子どもの興味や読み書きのレベルに合わせた学習計画を立てるミーティングをします。もちろんその目標が「読み書きができること」という場合もあります。

が、早期学習がいい結果を及ぼすという長期的な事例は見つかっていません。ニュージーランド・オタゴ大学のセバスチャン・スゲイト教育心理学博士は、5歳と7歳それぞれの年齢から読み書きを始めた子供たちを調査。11歳時点で行ったテスト結果を比較しましたが、両者にスキルの差は見られなかったそうです。

09. 6歳の誕生日パーティで気付いたこと

誕生日の子は、同級生と先生の前に座ります。幼稚園児は円になり、ロウソク立てを足元に置きます。ロウソクに火を灯して『ハッピーバースデートゥーユー』の歌が始まるのかと思ったんですが、見当違いでした。

同級生の1人がベレー帽のような帽子をかぶり、手紙を入れるカバンを肩に下げていました。そして誕生日の子どもの手を取り、ダンスを踊りながらフィンランドの子どもの歌『Little Boy Postman』を歌い始めます。

歌が終わると、小さな郵便配達員がカードを取り出し、誕生日の子どもに手渡します。先生はこう語りかけます。
先生「カードを読む手助けをしてほしい?」
子供「助けて!」

彼の読み書きのスキルはまだまだこれから。私は彼の顔をゆっくり見てみましたが、恥ずかしがっている様子はまったくありませんでした。恥ずかしがる必要なんてそもそもないんですよね。
 
 
 
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