もはや学校は終っている
312693 都立両国、復活の舞台裏  「教えない授業」の魔力1
 
松下晃典 ( 36 kozo大工 ) 16/02/27 PM03 【印刷用へ
教えない授業で成果をあげる学校が増えています。

今回紹介する両国高校もその1つです。

日経電子版 都立両国、復活の舞台裏(上) 「教えない授業」の魔力
リンク)より引用します。

----------------------------以下引用----------------------------

 半世紀前、東大合格者63人を誇った都立の名門、両国高等学校(東京都墨田区)。その後、長期にわたって低迷したが、2006年に始まった中高一貫校の卒業生が出た2年前から、合格実績が「都立トップ水準」に躍り出た。校風が一変した両国は今、教育界でにわかに注目を集めている。そこでは、教育新潮流ともいえる「生徒が勝手に教え合う授業」が展開されていた。

以下、布村奈緒子 都立両国の英語科主任教諭

■「先生でなく、友だちから教わる」
 教師が一方的に教えるのではなく、生徒がペア(2人組)やグループ(4〜6人組)を組んで、英語で話し合いながら問題を見つけ、自分たちで解決していく。すべて英語で議論するため、コミュニケーション能力が飛躍的に高まる。

 授業のテーマは「Poverty(貧困)」や「Biodiversity(生物多様性)」といった社会問題を扱う。前もって生徒に告知してあるため、それぞれが英字新聞や論文・データを集め、持ち寄ってくる。そしてペアやグループで議論して発表していく。

 4人で議論する場合は、賛成者、反対者と司会、書記の4役を割り振って進行する。5分議論して、2分で結論を決める。それが終わると、布村がグループを次々と指名し、発表させていく。役割は授業ごとに変わっていくので、意見を戦わせたり、聞き役や判定役など様々な立場を経験することになる。そのため、授業は常に生徒が動き回り、様々な人と英語のやりとりを繰り返すことになる。「先生から教えられるよりも、友だちと交わした言葉の方が記憶に残る」(布村)

 象徴的な指導法に「4コーナーズ」がある。これから学習する長文の要約を、4つに分けて教室の壁や廊下に張り出す。生徒は4人でグループを作り、それぞれが担当する英文がある場所に行って読み取り、席に戻ってグループのメンバーと報告し合う。そして、内容をみんなで推測していく。

 「自分が担当する英文を理解できていないと、仲間に迷惑がかかる。だから、必死で読み解き、伝えようとする」(布村)

 生徒の意欲を高めることを重視する。だから、「英語嫌い」にならないよう、予習は最小限に抑える。全文和訳は時間がかかるので、やらせない。「分からない単語だけ調べるように」と指示を出す。すると、授業が驚くほど理解しやすくなる。「この『お得感』がないと、生徒はついてきてくれない」(布村)

 布村の授業では、生徒がプレゼンテーション(発表)する機会が多い。中には、指名される前から、英語で発言する生徒もいる。「成績の良い生徒が授業で活躍するわけではない。言いたいことがある子が、必死で英語を使って伝えようとする」


英語の授業はプレゼンテーションが多い
 授業は必ず、プレゼンテーションで終わることになっている。文法が多少、間違っていても気にしない。自ら考え、英語で相手に伝えることを重視する。

つづく

----------------------------引用終了----------------------------
 
 
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