日本人の起源(縄文・弥生・大和)
309302 坂東武士の基本構造
 
田野健 HP ( 55 設計業 ) 15/11/11 PM10 【印刷用へ
武士の起源、武士とは何かを追求すると必ず坂東武士に辿り着く。
平家も源氏も坂東の地に人材を送り込み、土着の坂東武士を組織化して勢力争いを行った。坂東武士それ自体は歴史の表舞台には登場していないが、武士という職能を作り、その後の兵(つわもの)としての志を継続させていく土壌に坂東武士の成り立ちがある。様々な諸説があるが、ネットに比較的わかりやすく短く書いているテキストがあったので紹介しておきたい。HP瀬戸塾師範の「武士の歴史」よりリンク

>平安時代になり国が安定し戦が少なくなると、経済的負担を軽減するために農民による徴兵制度を廃止し、地方の豪族などの中から武芸に優れた者を招聘し「健児制(こんでいせい)」に切り替えた。常備軍が廃止になると地方の治安が悪化し、集団的な強盗団が勃発した。治安を維持するために地方の地主達は領内の一族や領民を組織して武力を持ち、自らの力で治安を維持しなくてはならなくなってきた。これが武士の起源である。
当時の武士とは、身分を表すのではなく武力を持っている在地地主とその家の子、郎党のことを武士と呼んでいた。武士はこのような社会情勢の下に発生したので、特に武士発祥の地という所はなく、ほぼ同時代に全国各地で発生した。

▼健児(こんでい)・・・奈良、平安時代に徴兵制を廃止した代わりに諸国の国府の守護、関所の警備等をまかした兵士。

 しかし「つわもの兵」武士の話をするに当っては、どうしても坂東侍が中心になる。坂東侍を抜きにして武士の歴史を語ることは出来ない。坂東の侍は気性が激しく、土地を中心とした結束が固く主従の関係も強い絆で結ばれていた。坂東とは箱根と碓氷を結んだ線の東側にある相模(神奈川)武蔵(埼玉、東京、神奈川東部)安房(千葉南部)上総(千葉中部)下総(千葉北部、茨城南部)常陸(茨城)上野(群馬)下野(栃木)の八カ国の地域を指す。
 坂東の原野は牛馬の牧場として最適であり、皇室の馬を育て養うところの御牧(みまき)や軍用馬を養成する国牧(くにのまき)などが九州地方と共に多く分布していた。
 坂東の人々は農耕と同時に狩猟生活も営んでいたので、気質は勇猛果敢、特に馬に乗り弓矢を使うことが巧みで武芸に優れていることから、九州防衛の防人(さきもり)や蝦夷鎮圧のために多くの坂東人が駆り出された。先に書いたように、大和朝廷の勢力範囲は平安時代の初め頃には岩手県の中部あたりまで伸びていたが、実質的統治は白河ノ関以南だった。奥羽地方と接している坂東は常に小競り合いがあり、百年以上もの間、常時戦闘状態が続いていた。そのような状態が長く続くことにより、弓馬に長けた屈強な荒武者が多く排出し、そこから坂東武者気質が生まれてきた。
 また、奥羽地方では度々大規模な反乱が起こった。しかし朝廷には常備軍がいなかった為に、朝廷はそのたびに征夷大将軍を任命し、征夷大将軍に任命された者は坂東に来て討伐軍を募集、編成し反乱鎮定のために奥羽地方に向かった。従って事がある度に坂東の武者達は駆り出された。このような条件の下、坂東人は鍛えられ戦闘に巧みな者が育っていった。馬の供給地である関東は馬が豊富にいたことから、馬を機動力とした武装集団が生まれ騎馬武者へと発達し勇猛で強健な武士の理想とされる坂東武者が生またのである。
ーーーーーーーーーーーーー以上転載ーーーーーーーーーーーーー

そして坂東武士の起源、源流に狩猟民で馬術に長けた高句麗があるという説もネット検索ではかなりあった。その中でも最も有力な説が以下
「縄文体質を残す東の古墳人」リンク

坂東武士は高句麗系と狩猟系縄文人が混血し、さらにその後の渤海、高麗との国交を通じてアジアも含めた東の国家が坂東(関東)だったのではないか。
 
 
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309731 なぜ中世の武士は源平に収斂したのか 田野健 15/11/28 AM01

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