脳回路と駆動物質
308548 信念の男!ノーベル賞・大村智さんは「名言」の宝庫だった
 
匿名希望 15/10/16 PM02 【印刷用へ
NAVWEまとめより紹介します。リンク

――――――――(以下、引用)―――――――
■ノーベル生理学医学賞を受賞した北里大学の「大村智」特別栄誉教授

熱帯で寄生虫が引き起こす「河川盲目症」や「リンパ管フィラリア症」の特効薬となる抗生物質「イベルメクチン」の開発が評価された

当初は家畜用に使用されていたが、熱帯地方特有の病気で失明や視覚障害を引き起こす「オンコセルカ症」や皮膚などが肥大化して硬くなる「リンパ系フィラリア症(象皮病)」、ダニが原因の皮膚病「疥癬」などの特効薬として普及した

特にオンコセルカ症は「六大熱帯病」の一つで、1年で約1800万人が感染していた時期もある。しかし、WHOが大村さんらの開発した薬の無償配布を決定し、2025年ごろには撲滅されるという

途上国の寄生虫病患者に年1、2回使用することで、失明を防ぐ薬の開発につなげた業績が、高く評価された

かつてアフリカでは毎年5万人以上が失明していたが、発見した抗生物質は失明原因となる寄生虫の増殖を抑え感染症の拡大を防いだ

・元定時制高校の教師だったなど、異色の経歴をもつ人物でもある

山梨県韮崎市の韮崎高ではサッカーや卓球、スキーに没頭。特にスキーは、大学生のときに国体出場したほどの腕前だ

山梨大学を卒業し、東京都立墨田工業高校定時制の教師として5年間勤めた

生徒たちは、昼間、工場で働いた後に登校し、熱心に勉強していた。「自分も頑張らなければ」と一念発起。夜は教師を続けながら、昼は東京理科大の大学院に通い、分析化学を学んだ

修士号を取り、山梨大工学部の助手になった。そこで魅せられたのが微生物の研究だった

■そんな大村さんは「名言」の宝庫だった!

「生涯に一つでも薬にできる成分を見つけられた研究者は幸運」と言われるほど、化学物質を発見し、実用化することは難しい

しかし、大村さんらが発見した化学物質は、なんと26種類の医薬品や農薬などになった

ノーベル賞を受賞した大村智博士が記者会見で語ったことが、名言だらけ

・「私の仕事は微生物の力を借りているだけ。私が賞をもらっていいものか」

「微生物の力を借りてなんか役に立つことはないかと絶えず考えております。そういうことが受賞につながったかな」と語った

私自身が偉いものを考えたり難しいことをやったのではなく、全て微生物がやっている仕事を勉強させていただいたりしながら今日まできている。そういう意味で私がこのような賞をいただいていいのかなという気持ち

・「人の役にたつことだけ考えてきた」

祖母から「人のためになることをしなさい」と言われ続け、分かれ道に立った時は、それを基準に考えてきた

何か賞を取ろうと思って仕事をしているわけではなく、世の中の役に立とうと思って必死でやってきましたが、まさかノーベル賞という結果になるとは思わなかった

「科学者は人のためにやらなければダメなんだ。人のためにやるということが大事。」

北里研究所創設者の北里柴三郎氏から受け継いだ「科学者は人のためにやらなければだめだ」という精神

特効薬「イベルメクチン」は世界保健機関を通じて延べ10億人以上に無償提供されているという

メルク社は、この無償供与したイベルメクチンの製造原価を3,750 億円と発表している

イベルメクチンの服用により、感染の危機から救われる人はなんと年間「約3億人」にも上るという

「私は人まねはしない。人のまねをするとそこで終わり。それより越えることは絶対ありえない。人まねをしていたら」

ヒトの薬の研究は競争が激しいため、家畜などの動物薬に狙いを定めた。こうした中で、静岡県伊豆のゴルフ場に隣接した土地から取れた微生物が産生する化合物「エバーメクチン」を79年に発見

81年に同化合物をさらに改良し米メルクが「イベルメクチン」として動物薬にして販売した

あるとき優秀な学術論文をコピーで配り、若い研究者にこう伝えた。「ここに書いてあることは、マネするな」。他の人の先行事例を模倣する考え方もあろうが、「人まねはだめ」が大村の信念だ

・「成功した人はたくさん失敗をしている。若いうちは1,2回の失敗どうってことない」

「成功した人は失敗を言わない。成功した人は人より何倍も失敗していると思う。失敗してもいいからやってみようと。1回2回失敗したからってどうってことない、若いうちは」

「やったことは大体失敗する。うまくいかなかったり。そのうち5、6、7回やってるうち、びっくりするくらいうまくいく。それを味わうと失敗が怖くなくなる。それが研究の楽しさ。失敗したから良かった。それが必ず役に立つ」

大村は「奇跡の薬」が静岡から生まれた理由を、「たまたま」と表現する。「全国各地で、1年に2500株は採取する。菌を培養して評価するが、たいていの菌は活用できない。その繰り返し。大変な作業なんです」

大村は、財布を取り出した。「中味のお金は少ないよ」と笑いながら、見せたのは小さなビニール袋。「絶えず持ち歩いて、今でも(土などを)採ったら研究室に送るんです。寝ても覚めても、絶えずそういう気持ちでいる中から、いいものがみつかる」。大村の研究意欲は衰えを知らない

・「資金がないから研究ができないというのは言い訳」

大村智・北里大学特別栄誉教授の理念は「研究を経営する」。「資金がないから研究ができないというのは言い訳」「研究で世の中に貢献すれば、必ずまた研究費は入ってくる」と話す

36歳で米国に留学。帰国前、「戻っても研究費はない」と言われた。それなら「米国で集めるしかない」と、製薬会社をまわって共同研究を打診した

帰国前、アメリカの製薬会社メルクから、1年で2500万円の破格の研究費提供を受け、動物薬の研究に打ち込んだ

当時メルク社との共同研究は「癒着」と言われたりもしましたが、「いい薬をつくろうと思ったら製薬会社の情報量は重要。世の中のためということを忘れなければ、問題はない」として気にすることなく大きな成果を出します
――――――――(引用おわり)―――――――
 
 
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