昔の遊びと思われているけん玉がブームになっている。アメリカでブームになり、ワールドカップ大会も開催されているそうだ。
アメリカなど海外で流行っているのは、音楽に合わせた派手なパフォーマンスだが、見ていて格好いいなと素直に思うものです。
そんなパフォーマンスに合わせて、けん玉もちょっとおしゃれな感じのものや、おもちゃ会社からも発売され小学生に人気を集めています。
学童保育所で十年近くけん玉をやる小学生を見てきましたが、集中力や我慢強さなどたくさん得るものがあったと思います。
例えば、小学校1年のK君とY君。学童保育所でけん玉にはまってしまった。
必死で練習して自分が失格しても、相手が受かればその事実をそのまま素直に受け止め、「おめでとう」と言うことができ、そんな翌日には昨日まで出来なかったのに簡単に合格したりと、「僕らいいライバルやなぁ」言い合ってどんどん上達していきました。
また、級を受けるのは1日3回までと決められており、今日は絶対受かるぞ!と自信がついてからしか受けられません。自分ひとりで好きなときに受けられるわけではないので、お迎えの時間とカウントしてくれる先生を確保できるか(他の子が受けていたらできない)など、様々な要因もクリアしないと
受からないのです。
そして、おもしろいのが、女の子は曲に合わせて大皿と小皿交互に玉を乗せていく「もしかめ」が好きな子が多いこと。どれだけ長くできるかを競うのです。上手な子になれば1時間以上続けられます。そうなってくると、周りにいる子どもたちも固唾を呑んで静かに見ています。
男の子はいうと、難しい技に果敢に挑戦することです。100個くらいの技が表に書いてあり、ひとつずつ貼られていくシールがなんとも言えず嬉しいみたいです。Y君は○○極意と見るからに難しそうな技から攻略していました。
それ以外にも、脳を活性化させる効用もあるそうです。
------------------------------------------------------------------
リンクより引用
脳を活性化させる昔遊びについて
最近、けん玉やお手玉などの昔遊びが、脳の司令塔とも言われる「前頭前野」という領域の活性化に効果があることがわかってきました。
けん玉の場合、簡単にできるワザを繰り返し行うと、脳の前頭前野はグッと活動が抑えられ、いわゆる「ゾーン」と呼ばれるような究極の集中状態に近くなります。脳が必要な部分以外の活動を抑えることで、高い集中力が得られると考えられ、けん玉をやっていない時でも、集中力を発揮しやすくなるといいます。逆に難しいワザをやると、脳の前頭前野などが活発に働き、記憶力アップや、認知症の予防の効果が期待できます。お手玉では、利き手とは逆の手から玉を放って回すことで、脳の前頭前野が強く活性化されます。お手玉の効果は病院の最新治療にも使われていて、うつや不安障害といった症状の改善に効果があるといいます。けん玉と同様、お手玉も慣れたワザをやれば集中力を高めることができ、逆回しなど難しいワザにチャレンジすると、前頭前野を活性化することができます。
-------------------------------------------------------------------
昔遊びには、今のゲームにはない効用がたくさんあるようです。
幼いうちは、体と頭の両方を使える遊びをたくさんさせてやりたいですね |
|