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現代意識潮流を探る
295344
女性の躍進が際立ち始めた時代背景
川井孝浩
HP
( 41 社会事業 )
14/09/14 AM09 【
印刷用へ
】
ここ数年、女性の活躍が目立つようになって来たが、特に311震災以降はその流れがさらに加速し始めている。歴史循環的にも、西洋から東洋の時代へ。そして男性主導から女性主導の時代への転換点である、という分析も良く耳にするが、改めて社会変化による意識潮流の変遷を整理しておきたい。
まず最初の変化は、1970年豊かさの実現(貧困の消滅)に伴う私権の衰弱。
それ以前の私権の強制圧力が有効であった時代は、私権=力の時代。つまり、完全な男主導の社会であった。地位、身分の獲得を武器に、よりいい女を獲得するのが男のステータス。それは女側から見ても、より高い私権を手に入れる為に性的商品価値を高めていく、という事でバランスしていた。しかし、70年を境に大きく変化が現れ始める。私権時代の象徴の一つである家父長権は徐々に解体され、お見合い婚に変わって恋愛婚が主流となり、この頃から専業主婦が登場。当時は、サラリーマンと団地妻が庶民の憧れでもあり、同時にポルノ等の性産業も最盛期を迎えていた。
85209
:性闘争勝利の証としての性的商品価値
3097
:資本主義とセックス
同時に、ウーマンリブ運動なども活発化、主婦連合が主軸を担う不買運動などの社会運動まで登場し、女性の社会進出が一気に進んで行く。とは言え、あくまでもそれらは一部の動きに過ぎず、主流は専業主婦を謳歌する時代となり、時はバブル化へと進む。私権のたがが外れる一方で、性幻想のバブル化も始まり、OL(ボディコン・お立ち台)→女子大生→援交ブームへ。対する男は、メッシー・アッシー・貢ぐ君等の現象が示すように、見事なまでに弱体化。既にこの頃には主導権が女側に移っていたとも取れるが、バブル崩壊と共に性幻想も崩れ去っていった。バブル崩壊後は、男は(私権獲得の)自信を失い、女は収束先を失い、双方に活力不全→セックスレスが社会現象化。収束不全の時代へ。
86699
:セックスレス関連資料
96057
:自分第一の母親が増えていったのは何で?
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:anan35年にみるモテ女の系譜
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:男と女の勢いの逆転?@
65020
:男と女の勢いの逆転?A
しかし底流では共認収束に向う流れが徐々に顕在化し始めており、若者の意識潮流は仲間収束⇒課題収束へ。仲間第一世代の登場により、男女関係にも大きな変化が現れ始める。恋愛といえば自我・独占欲の世界だが、1対1の独占関係よりも仲間空間が優先。低温恋愛が当り前、若者のカップルでさえセックスレス、という現象も。全般的な活力低迷の時代が、その後も続く事になる。
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:今や低温恋愛→冷凍恋愛?独占されたいと感じている女性
リンク
:「家庭」の根幹がぐらついている
その後も、社会の閉塞感は高まり続けてきた。
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:新しい潮流2 私権統合の崩壊と社会収束の潮流(’90・’00年代)
バブルの崩壊を機に、2010年には失われた20年と言った表現を見聞きする事が多いが、実質的には1970年を境に大転換が始まっており、40年間の迷走が続いているに過ぎない。
その中における311大震災は、直接的に人々の適応本能に火を付けた側面もあるが、より大きくは社会統合階級(御用学者・マスコミ・政治家・官僚)の暴走がより酷さを増し、災害や原発事故への対応の酷さから「もうお上には任せておけない」という決断を下すに至ったのであろう。世の中の不整合感が人々の追求欠乏を一気に高め、その中でいち早く行動に出始めたのが女性達であった、ということになる。
「女の時代」は私権の終焉と同時期に進んできてはいるが、元々が力の原理とは無縁な存在である事が、男女差を生む一つの理由では無いだろうか。私権追求の可能性は2000年前後でほぼ途絶えたはずであるが、私権の後ろ盾となっている国家及び法制度、そして現実社会を支える資本主義経済の枠組みは何も変わっていない。しがらみに囚われ続けている男達の動きは、完全に出遅れているとも言える。
しかし、より本質的にはやはり現代の不整合感が、【本能・共認・観念】を貫き根底の整合本能にまで行き届いた事により、生殖存在たる女性が率先して「己の身を守る覚悟」を固めに入った、という事では無いかと思われる。
ただし、課題は山積み。女達が率先して動き出したとしても、男達が今のまま取り残されていけば、新しい社会は成立しない。自給・自考期待に応えきる為には、男女相互の期待を明確にしていく必要がある。仮に「もう男には任せておけない」となってしまえば、人類に未来は無い。
従って、時代転換の先に見据えるべきは、『本源集団の再生』に他ならない。もはや可能性の欠片すら感じられない私権など早々に見切りをつけ、いかに集団や社会の為の追求に向うか?男達に期待されているのは、暴走する統合階級に変わって集団を統合して行く事であろう。企業や地域の統合を担う男達の登場が、率先して動く女達の期待を受け止める基盤となる事で、改めて男女和合の共認域が形成されていくのではないだろうか。
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