西洋医療と東洋医療
292283 自家製の発酵食品が食卓から消えた日、然し再生の機運が高まっている。
 
持国天 ( 古希 ) 14/07/11 PM10 【印刷用へ
漬物や梅干や魚の麹漬けなどは、昭和の30年代までは自家製の自給食が主流でした。自家製の発酵食品が日本の食卓から消えたのは、学校給食に始まったパン食の普及と、米国過剰農産品の無償援助の受け入れが契機となりました。特に朝食が伝統的な日本食から、米国まがいのパン食に代わってしまって急速に進んでしまいました。続いて団塊の世代が子育て世代となって以降は、食卓から自家製の発酵食品は姿を消してしまいました。

敗戦による食糧難と米国・食料メジャーの対日攻勢が、市場社会に突入し始めた日本の食卓を大きく変えてしまった頃、米国社会ではマクバガンレポート(1977年)が発表されていました。5000ページにも及ぶレポートの中で、さも理想的な食習慣は日本食(しかも元禄期)であると結論付けられています。まだ米国に言論の自由があった時代のことですが、それから食料や医療メジャーの圧力が強まりマスコミの愚民化キャンペーン(現在に続く世論操作)の下で葬られていきました。

今、街で購入する発酵食品とは、日持ちのための熱処理で醗酵菌が死滅してしまっているものがほとんどです。京土産の著名な漬物のほとんどは口に入る段階では発酵食品ではありません。市販のヨーグルトも菌類の活性が衰えてしまった状態を食しているのです。

大家族が核家族へと劣化し、集落が瓦解して共同体の気風が社会から失われてしまい、発酵食品が市場社会に流通する商品と化してから、私たちの口に入る段階では発酵食品の真髄は失われてしまったのです。
鮒鮨など魚のなれ鮨や野菜類の漬物などの乳酸醗酵食品の真髄を食するには、個食から集団食へと、市場社会から共同体社会への回帰が必要となります。集落と集団食が健全であってこそ、新鮮な発酵食品を常食できることになります。

今、発酵食品が見直されだしました。敗戦から70年、苦しい貧困の社会圧力は消滅したものの心と体は病むばかりで、それに付け込むように医療産業が隆盛を極めてきました。しかしその医療産業全体への国民の不信と懐疑が芽生え始めるとともに、醗酵食などの伝統的な食生活が見直されだしました。この傾向はこれから益々進展していくこととなりそうです。
 
 
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「理想の食事は元禄以前の玄米菜食」〜約40年前のアメリカが評価、抹殺、そしていま、再評価 「生物史から、自然の摂理を読み解く」 14/07/27 AM08

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