健康と食と医
291313 栄養成分の分解・消化・吸収と「腸内細菌」
 
funikura arch 14/06/14 PM11 【印刷用へ
腸内細菌あれこれリンクより引用します。栄養成分の分解・消化・吸収の一連の流れと腸内細菌の役割をわかりやすく説明してくれています。

==引用開始==

私たちが生きていく為には、毎日、食事という形で、様々な栄養素、水分を摂ることが必要です。
そして、
●腸で分解・消化・吸収された「栄養分」を、
●「酸素」とともに、「※血液(血流)」にのせて、
●60兆個といわれる、体の隅々までの「細胞」に行きわたらせる
ことで、健康を保ち、命をつないでいます。
※毛細血管の長さは約10万km、地球約2周半分もあります。

私達が口から摂った食べ物などは食道を通って胃に運ばれ、食物を胃液(PH1の強酸性)とよく混ぜ合わせ、流動的なかゆ状にし、次に送られる小腸での本格的な消化、吸収に備えます。胃液にはタンパク質分解酵素は含まれていますが、炭水化物や脂肪を消化する酵素は含まれていません。

胃で栄養分などの吸収が行われていると思っている方も多いと思いますが、胃は食物が消化・吸収される前に腐敗しないよう、胃液に含まれる塩酸で食物を殺菌したり、アルコールを吸収したり、食物を少しずつ小腸に送り出すための一時的な保管場所、などの役割をもっています。胃でかゆ状になった食物は、幽門を通り、十二指腸、小腸へと送られます。

小腸は体の中で最も長い臓器で、ヒダが多い上に内部の表面はイソギンチャクのような絨毛突起におおわれています。この絨毛の表面を加えると、小腸の表面積は約200平方メートル(約60坪)、人間の体表面積の百倍以上にもなります。また、 腸全体では、約3000万本もの絨毛があり、1本の絨毛は約5000個の栄養吸収細胞で覆われています。
(約3000万本の絨毛 × 約5000個の栄養吸収細胞 = 約1500億個の栄養吸収細胞)※腸全体の栄養吸収細胞の数は、約1500億個 になります。

さらに、1個の栄養吸収細胞の先端には直径が0.1ミクロン(10000分の1ミリ)、高さが1ミクロン(1000分の1ミリ)という、微絨毛が約2000本も並んでいるといいます。
(腸全体の栄養吸収細胞の数 1500億個 × 約2000本の微絨毛 = 約300兆本の微絨毛)
⇒腸全体にある微絨毛の数は、約300兆本 になります。


人間ひとりの全てを構成する細胞の数が60兆個といいますから、それを超える 300兆本が腸内にのみ存在するということが、スゴイ事ということがおわかりいただけるでしょうか。
この腸全体の微絨毛(約300兆本)が、それぞれ栄養成分を吸収すること
 = 私たちのからだにとっての本当の吸収といえます。

ただ、炭水化物、たんぱく質、脂肪 や健康食品、自然食品などの有効成分は、分子が大きい構造なので、これらの成分がブドウ糖やアミノ酸などの最小単位にまで分解されていなければ、微絨毛から無駄なく吸収することができません。
今まで分解を行うのは「消化酵素」のみと考えられていましたが、「 腸内細菌」は、「消化酵素」に協力した形で、栄養分、水分に対する、分解、消化、吸収、そして排泄などの作業すべてに大きく関わっている、ということが解ってきています。

なかでも、特に有用菌(善玉菌=乳酸菌)が、栄養素や成分を約300兆本の微絨毛に無駄なく吸収されるレベルまでの低分子に分解する手助けをしているといいます。
そして、この莫大な数(約300兆本)の微絨毛(栄養吸収細胞)が吸収した様々な栄養素、成分は、

●絨毛内の毛細血管から門脈
  ↓
●肝臓 へと運ばれ
  ↓
●肝臓から全身の血管にはこばれていき、
残りかすは大腸に送られ、さらに水分やミネラルが吸収されたあと、糞便のかたちで体外に排出されます。

非常に当たり前のことですが、どんなにおいしくて体に良い食べ物や、有効成分の多い健康食品を摂ったとしても、その成分が腸(微絨毛・栄養吸収細胞)で分解・消化・吸収されなければ、せっかくの良い成分も腸内を素通りするだけの「物質=糞便」で終わってしまいます。

「腸内細菌叢」のバランスが悪く、有用菌(善玉菌=乳酸菌)が少なかったり、腸内細菌が元気でない人は、全ての成分を低分子に分解しきれずに、たくさんの良い成分をそのまま糞便として送り出してしまっているのです。(とってももったいないですよね。)

口から摂った食べ物などの栄養素を100%活かすためには、
◎つねに「腸内環境」を整えて、
◎「腸内細菌叢」のバランスを保ち、
◎きちんと微絨毛から栄養素や成分が吸収されるようにする
ことが、生きていく上での基本中の基本なのです。

==引用終わり==
 
 
  この記事は 290194 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_291313

 この記事に対する返信とトラックバック
328394 エネルギーの30%を「食物消化」に使っている! 上前二郎 17/07/28 PM11
297959 胎盤は無菌ではなかった。胎児の段階から継承される腸内細菌 日比野努 14/11/16 AM03
292413 腸内細菌と免疫系の支えあいを発見! ECHO 14/07/15 PM09
291819 微生物複合体の構造・機能の解明をめざすメタゲノム解析 アールティ 14/06/28 PM06
291671 腸内免疫の恒常性は共生細菌と母体との相互作用で維持されている 西谷文宏 14/06/24 PM08
291608 唯腸論 funikura arch 14/06/23 AM00

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
ミス大爆発⇒警戒心発の集中力はガタガタ⇒共認圧力発の集中力を形成するには?
トラブルの根底に指揮系統あり。全てをネットへ
隠蔽・言い訳・誤魔化しの横行によって崩壊する私権体制
活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 
新卒者向けセミナー「経営者が語る」〜これからの時代企業が生き残っていくのに必要な力は何か(前半)
新卒者向けセミナー「経営者が語る」〜これからの時代、企業が生き残っていくのに必要な力は何か(後半)
自主管理への招待(1)工業生産から意識生産へ。時代は今、歴史的な生産力の転換を遂げようとしている。
自主管理への招待(2) 社会は、生産力の転換によってしか根底的な変革を遂げることはできない
自主管理への招待(3) 生産から離脱させ、消費へと逃避させるだけの近代思想
自主管理への招待(4) 「頭の中だけの自己」から「実現対象」への追求ベクトルの転換
自主管理への招待(5) 否定し要求するだけの「閉塞の哲学」から、実現対象を獲得した「解放の哲学」へ
自主管理への招待(6) 実現思考とは何か
自主管理への招待(7) 労働の解放のために:自主管理の原則
学生に与う1 いま、社会の基底部で何が起きているのか
学生に与う2 私権の終焉と市場の縮小と権力の暴走
学生に与う3 新しい活力源は、周りの期待に応える充足
学生に与う4 先行して共同体を実現した類グループ
学生に与う5 共同体の母胎は女性が生み出す充足空間
学生に与う6 この行き詰った社会をどう再生するか
供給発のカギは、ゼロから新しい供給者を育成してゆく仕組み
新概念を使いこなせて、はじめて供給者になれる
「観念力を鍛えるには?」(1) 話し言葉と書き言葉の断層はどこから登場したのか?
「観念力を鍛えるには?」(3) 「理解する」とはどういうことか?
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(2) 学習観念が役に立たないのはなぜか?
出来ない、覚えられない
「みんなの成功体験」ならいくらでも積める
対面会議の欠陥
民主主義=会議という固定観念
集団統合の新たな仕組み:対面会議を超えて、全てをネットへ
企業革命の切り札は、社内ネット
経営者への提言:会議から社内ネットへ
行動方針4 まず身近な職場を改革してから、社会をどうするかを提示せよ
新時代を開くのは、共同体企業のネットワーク
共同体企業のネットワークをどう構築してゆくか
『類グループが勝ち続ける理由』〜まとめ〜
協同組合法:出資・経営・労働を一体化した働き方をしている人たちは10万人を越えている
「人口減少社会の衝撃!!これからの働き方はどう変わる?」〜今、なぜ労働法について考えるのか?〜
感謝の心を損なう「有給制度」に代わる、『有給休暇一括買取方式』

『るいネット』は、45年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp