生命原理・自然の摂理
291073 微生物が水田・湖沼を「太陽光発電装置」に変換する
 
西谷文宏 ( 37 建築設計 ) 14/06/08 PM06 【印刷用へ
現在、大学や民間企業等の研究所だけでなく、在野の研究者(ex.飯山一郎氏)によっても様々な有用微生物の研究がなされており、汚染物質の浄化作用など驚くべき有用性を持った微生物が発見されつつある。
自然の摂理の根幹とも言える微生物の様々な有用性への着目は、新事業・新産業を生みだし、これまでの産業構造・市場構造を大きく転換していく可能性を秘めていると感じる。

このような視点から、有用微生物を利用した新エネルギー開発の可能性を取り上げてみる。

以下、リンクより引用
********************************************************************
クリーンエネルギーの旗手として期待される太陽光発電は、さまざまな研究が世界中で行われていますが、最近、非常にユニークな研究として注目を集めているのが、“微生物太陽電池”と“微生物燃料電池”の開発です。植物や光合成する能力を持った微生物と、有機物を分解して電子を放出する能力を持ったシュワネラ菌などの微生物(電流発生菌)を組み合わせて発電させようというのです。

多くの微生物は、細胞内に取り込んだ有機物が持つ電子エネルギーを増殖や、自らが生きるために利用しています。中には、まだエネルギーが残っている段階で体外に電子を放出する微生物も存在します。電子が酸素に渡されると二酸化炭素と水が生成され、二酸化炭素に渡されるとメタンが発生します。ところが、電流発生菌は電子を直接電極に渡すことができるのです。これを利用して電子を電力として取り出そうというのが、“微生物燃料電池”です。すでに実験には成功し、1日に3時間ほど電流を流さずに休ませることで、持続的に発電可能であることも明らかになっています。

また、このような電流発生菌は水田の土壌にも多く存在するので、水田に直接電極を入れて発電させる実験も行いました。すると日中、より多くの発電が見られたのです。これは、太陽の光を浴びた稲が根から有機物を排出し、それを電流発生菌が食べて電子を放出しているためだとわかりました。実験で得られた電力はごくわずかですが、水田そのものを太陽光発電装置にできる可能性が示唆されたのです。

 さらに、湖沼の汚染原因となるアオコが光合成能力を持った微生物であることに着目し、それを利用する研究も行っています。湖や沼全体を太陽電池として使おうというのです。微生物に最適な環境をどう整え、発電効率をアップするかという課題はありますが、生きている発電装置がエネルギー生産の未来を大きく変えてくれるのではないでしょうか?

(引用終わり)
 
 
  この記事は 279638 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_291073

 この記事に対する返信とトラックバック
305820 オランダでは、植物から電力を生み出す技術が実用化へ 今野恵祭 15/07/11 AM00
291677 生きた電池〜電力を消費するだけだった廃水処理施設が発電所に〜 村田頼哉 14/06/24 PM09

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、45年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp