西洋医療と東洋医療
287064 米より古い「粟(あわ)」
 
THINKER・鶴田 HP ( 40代 自営業 ) 14/02/07 PM06 【印刷用へ
 世界の三大穀物、小麦・トウモロコシ・米。これらの主要穀物がすべて遺伝子組み換えされる時代になった今、他の穀物について調べてみたくなった。すると、意外な歴史に突き当たる。

 雑穀にもいろいろあるが、中でも「粟(あわ)」は黄河文明で古くから食され、中国・北部と黄河中下流域における主食だった。世界最古の麺といわれる4000年前の粟麺が中国で発見されており、「米」という字も本来は粟を示す文字だったといわれる。また隋唐の時代、年貢米ならぬ、粟が税として収められていた。
しかし、連作や二毛作で地力を損ないやすいことと、西から小麦が伝来してきたことと重なり、主食の地位を失っていったらしい。

日本でも中国同様、粟は稲より早く栽培が始まっており、縄文時代の遺跡から発掘されることがある。また、新嘗祭の供物としても米と一緒にアワが用いられる。古代より重要な食料だったが、第二次大戦後に生産量が激減。今では多くが動物の飼料となる。
糖質70%、蛋白質10%、ビタミンB群、鉄、その他ミネラルや食物繊維も豊富で、雑穀米にしたり、粟麺として食べる方法が見直されている。

粟麺は中国産のものが自然食品店やネット上で販売されている。
他にも雑穀の代表格である「きび・ひえ」も、粟麺とともに小麦麺の代わりになる。
粟は「中華めん」。きびは「パスタ(洋風麺)」。ひえは、うどんやそうめんなどの「和風麺」。これらの雑穀はいずれも、小麦より多くのビタミン(B1・B2など)やミネラルを含む。
(きび・粟・ひえ、ともに小麦アレルギーの人に食されることが多いが、雑穀の多くは小麦と共通のアレルギー成分を含むので、摂り過ぎを勧めない専門家もいる)

粟麺は味噌ラーメン、きび麺はホワイトソースのパスタ、ひえ麺はうどんつゆで、それぞれ食べてみたが違和感はない。小麦麺よりどれも胃に軽い感じがした。小麦アレルギーの人でなくても試してみる価値はある。

粟は育生から出荷まで非常に手間がかかるため、国内の生産者は少ないが、日本在来種の粟を生産する農家の人もいるようだ。

【岐阜県郡上市】郡上市内での粟の収穫の様子
リンク
 
 
  この記事は 263134 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_287064

 この記事に対する返信とトラックバック
287240 ヒエ(稗)の歴史的・文化的役割 THINKER・鶴田 14/02/12 PM02

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp