市場の支配構造(金貸し支配)
286857 市場の支配者「秘密の超存在」と戦う女性
 
THINKER・鶴田 HP ( 40代 自営業 ) 14/02/01 PM06 【印刷用へ
 法の正義を持って、世界支配者と真っ向から戦う女性がいる。
過去の投稿記事で何度か取り上げられているカレン・ヒューズである。

経歴は、イェール・ロー・スクールとアムステルダム大学で法律を専攻。合衆国輸出入銀行(1980−1985)に務めた後、世界銀行(1986−2007)では上級顧問を務めた。フィリピンでの巨大銀行の乗っ取り事件を追及し、世界銀行から解雇された。その後、国際法や国際組織、多国間主義に健全さをもたらすための非政府組織を設立。少数の特権階級による世界支配構造に警鐘を鳴らしている。

【カレン・ヒューズのサイト】リンク

 彼女は2007年、アメリカ人の世界銀行総裁がルールに従わなければ、アメリカは今後、世界銀行の総裁を指名する権限を失う、と米財務省と議会に警告を発した。この背景には、IMFと世界銀行のトップの指名に関する欧米間の紳士協定(不文律の取り決め)の存在がある。その取り決めでは、IMFのトップはヨーロッパ陣営が指名し、世界銀行の総裁はアメリカが指名することになっていた。この契約は66年間有効で、2010年に切れることになっており、彼女の警告はそれを目前にしたものだった。メディアは当然ながら、この重大な事実を一切報じなかった。

昨年、アメリカで政府機関が閉鎖したとき、彼女はロシア・トゥデイのニュースに出演している。
・ロシア・トゥデイの動画 リンク

以前の投稿と重複するが、翻訳が違う箇所もあるので、動画の一部を紹介したい。

(動画6:56〜)
キャスター:「資本主義で死につつあるアメリカでオバマケアが必要だという人がいますが、どうなのでしょう?」

カレン・ヒューズ女史:「そもそもの問題は、社会で何が起きているのか、根本的な情報を知らせていないことです。われわれが「経済」と言うとき、誰がそこから利益を得ているのでしょう? たとえば、国家や市の財政の問題で「お金がない」と言います。デトロイトのように破綻する都市もあります。そして、税金といいますけど、みんなが払う税金は社会のものになっていません。アメリカ人の払った税金は、条約の決まりでイギリスに送られます。それからそのお金は、バチカン銀行に送金されるのです。このように搾取が続いたのでは、社会が続くわけがありません。
現在のアメリカ紙幣を発行するFRBは、1913年に政府から通貨発行業務をだまし取った組織です。彼らの発行する通貨の利子の支払いのためにアメリカ国民の税金がつぎ込まれているのです。財政赤字は、彼らによって捏造されたもので根拠のないものです」

キャスター:「借金は、単に借りているという問題ではなく、貸し手に支配されますよね。アメリカの場合は誰にコントロールされているのですか?それは大企業、もしくは中国や日本のような国家ですか?」

カレン・ヒューズ:「幸いにも、スイス連邦工科大学の数学者のグループがかなり正確な答えを出してくれています。その調査は、資本市場の43000社を対象に支配者を割り出すためのものでした。その結果、判明したことは、彼らが呼ぶところの「スーパーエンティティ(秘密の超存在)が、市場における毎年の総利益の60%、それに総資産の40%を手にしていました。彼らは、同一の人間達を多数の企業の重役に据えることでこれを実現しています。こうすることで、実質よりも10倍の経済力を行使することができます。彼らにしてみれば、このような仕組みは誰にもばれるはずがないと思っていたのでしょう。彼らの複合企業体はあまりにも巨大で、生活費や生活必需品の価格を吊り上げ、人々の生活をコントロールしています。メディアもコントロールされており、意図的に虚偽の情報を流しています。これはやめさせなければなりません。」

キャスター:「政府や国家が、彼らの巨大な複合企業体に支配されていることはわかりました。では、なぜ彼らは逮捕されないのですか?」

カレン・ヒューズ:「まさにそこがポイントです。彼らは世界を支配していると思っていますが、事実は違うのです。彼らでも法の元に裁かれるのです。われわれのような市民がすでにこれらの事実を把握していますから、私たちは法的な処置を取るために動いています。各州知事達もこのような腐敗に対抗すべく、動き始めています。弁護士のトップや保安官たちもです。この支配体制は続きません。アメリカ国民は彼らの手から国家を取り戻すべく動いています」 (一部要約終わり)

 公正な手段で、真っ向から戦う彼女のような人々は希望だ。
金融グループによる支配がアメリカで終われば、属国の日本も解放されることになる。
われわれが暴力的な手段でなく、普段の生活において、彼らの支配体制に非協力的なライフスタイルを送ることで、その日も早くなることだろう。
 
 
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