西洋医療と東洋医療
286781 日本を救う「米(こめ)」の可能性
 
THINKER・鶴田 HP ( 40代 自営業 ) 14/01/30 PM06 【印刷用へ
 小麦は米、トウモロコシと並ぶ世界三大穀物の一つ。
パン、うどん、ラーメン、パスタ、お好み焼き、お菓子、加工食品のとろみ付けなど、小麦を何らかの形で毎日、口にする人は多い。
これほど主要な穀物でありながら、日本では三大アレルゲンの一つとなっており、小麦アレルギーの人でなくとも小麦は食べない方が良いという専門家の指摘がある。

人類の歴史で1万年以上栽培されてきた原始小麦は、70年代にロックフェラー財団やフォード財団が行った「緑の革命」で、度重なる品種改良が加えられた。その結果、今では中毒性を持つ食品となり、肥満、脳の鈍化、小腸粘膜の炎症など人体に様々な害を引き起こしているという。白砂糖と同じで舌に優しくても、体には毒であるようだ。
           参考:ウイリアム・デイビス『小麦は食べるな』

また、国内の8割以上を占める輸入小麦には虫やカビの害を防ぐため、本国の基準を大幅に超える大量の農薬(ポストハーベスト)が使われており、虫が3日後に死んでしまうほど毒性が高い。(国産小麦にはこのような毒性はない)農薬の混入事件はニュースになるが、日常的に混入されている毒物は問題にもされない。リンク

もとより戦後から続くアメリカの小麦戦略により、子供のころから給食で小麦漬けにされてきた日本人の嗜好を変えていくのは難しいことかもしれない。しかし、米粉を活用すれば、楽しみながら自然に小麦中毒から抜け出すことができる。

わが家でも米粉を多用するようにしてから、小麦などなくてもバラエティに富んだ食生活が楽しめることに気づき、本当に驚いた。なぜ、こんな簡単なことに気づかなかったのだろう……。

たとえば、スイーツ。クッキーやパウンドケーキは米粉でできる。レシピも本やインターネットを探せばたくさんある。米っぽさが気になれば、アーモンドプードルを足せば良いし、シフォンケーキなどは米粉だけで、小麦と変わらない食感のものが簡単に焼ける。米粉は料理にも使える。ホワイトソースなら豆乳か牛乳に米粉でとろみをつければ、小麦はいらない。これも言われなければ気づかないほど小麦と同じ食感である。米粉を使ったスイーツや料理に共通して言えるのは、どれも小麦より軽く、食後の胃もたれがないことだ。
さらに甘味も甘酒(甘麹)を使えば、砂糖不使用か、極力減らしてスイーツ作りや料理の味付けができる。すべてコメが原料なので、小麦と白砂糖よりずっと体に良い。何よりも食事感覚で楽しめる健康スイーツが作れる。小麦アレルギーの人でなくとも、「米粉ライフ」は断然、お勧めである。

(糖質という点では米も小麦も同じだが、血糖値をゆっくり上げる点で玄米や米の方が良い。血液型別食事法の観点でも、小麦は全ての血液型の人にとって良い食品でなく、特に全粒小麦のレクチンが全穀物中で一番悪いとされる。米については、精白米、玄米ともに穀物をあまり必要としないO型やB型にも害はないとされている。穀物、糖質自体に悪い点があるにせよ、穀物を食べるなら米が良いということになる)

何よりも、小麦は世界で最も貿易量が多い穀物であり、欧米金融権力の「食品兵器」として機能している。2005年時点の総輸出量は1億トンを軽く超える。それに比べて、トウモロコシの総輸出量は9000万トン弱、コメに至っては2500万トンに過ぎない。外麦(輸入小麦)は毒であるだけでなく、小麦中毒にさせた国の自給率を下げる麻薬でもある。

日本は小麦価格の高騰を心配したり、TPPを前に減反政策をしている場合ではないのだが、国家をあてにしても始まらない。何よりも国民がコメや米粉の可能性に気づき、小麦中毒から抜け出し、コメの需要を増やしていくことが、今後の日本と日本人の健康に欠かせないだろう。

和食の世界遺産登録は、東京オリンピックと同じで、日本が花を持たされただけのもの。実は彼らに握られている。小麦戦略に対して、何ひとつ対策を打たないままで、何を喜べというのだろう。

われわれが日本人として和食に誇りを持つのなら、普段の食生活から輸入小麦を排除していくのが本筋であり、それには、米、麹、酒、米粉、甘酒の可能性に気づき、小麦や砂糖の代わりに何から何まで米製品で代用していくことではないか。
 
 
  この記事は 163745 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_286781

 この記事に対する返信とトラックバック
287919 「減反廃止」大見得の裏に補助金、実質存続又は増額 金時しょうが 14/03/02 PM09
287371 日本人の食生活の変化 :明治末期では、たんぱく源としても米が圧倒的だった。 松尾茂実 14/02/16 AM02
287358 人の命より財界の御意向を優先する官僚!@ ムカシ若者 14/02/15 PM09
287001 みんな知らないだけ!米粉の可能性。米粉のココがすごい! きっちょむ 14/02/05 PM09

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp