共認心理学:現代の精神病理
286435 「なりすまし」とは社会を蝕むガンである
 
rino 14/01/21 PM08 【印刷用へ
本来みんなが求めている社会とは、人と人とが互いを信頼し合い共同していく共同体社会なのだと想うが、現代の市場社会はお互いに不信感が蔓延し、騙しやゴマカシで相手を蹴落とすことが是とする犯罪社会である。その犯罪の原型が「なりすまし」である。

以下、「ヒトでもモノでも、「なりすまし」には関わってはならない」/DARKNESS(リンク)より引用

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おれおれ詐欺は、振り込め詐欺やら特殊詐欺やら母さん助けて詐欺やらいろいろ言われるようになって、逆にその実態が分からなくなりつつある。しかし、この詐欺の特徴は言うまでもなく、ただひとつ。

「なりすまし」だ。

犯人は家族になりすまし、仲間は弁護士や友人や関係者になりすまして、犯罪を遂行する。だから、この詐欺の名前をひとことで言うのであれば、本当は「なりすまし詐欺」と言わなければならない。

そして、「なりすまし」という行為が犯罪であることを認識させなければならない。犯罪者が何かを仕掛けるとき、そこには「なりすまし」が必ず発生するのである。

今の日本には、いろんな意味で「なりすまし」が蔓延している状態だ。日本社会を蝕むガンは、この「なりすまし」であると言っても過言ではない。

ありとあらゆる分野で、「なりすまし」が広がっており、社会を蝕んでいるのである。

(中略)

■ありとあらゆる「なりすまし」が蔓延している

「なりすまし」は最近出てきた犯罪ではない。昔からある古典的な犯罪だ。ほとんどの詐欺は「なりすまし」で成り立っているのは言うまでもない。

たとえば、「結婚詐欺」もそうだ。これも「なりすまし」なのである。

結婚詐欺を仕掛ける人間は、弁護士やパイロットや医師や皇族や名家のような社会的な地位がある人間に「なりすまし」することが多い。名前も、偽名を本名だと思わせて「なりすまし」ている。

そして、「目先の金が用意できないので出してくれ」と言って金を出させて姿を消す。

籠脱け詐欺は、まったく関係ない建物を利用して、そこの担当者と見せかけて金を受け取って消えるが、これも「なりすまし」であることが分かる。

詐欺を仕掛ける人間は、関係書類を偽造することも多いが、これも関係書類を本物に「なりすませる」という行為である。

犯罪者は、自分の身分から持ち物から人生まで、すべてを「なりすます」ことに賭けている。国家はスパイを放つが、そのスパイも「なりすまし」をして他国に潜り込む。

北朝鮮や反日国家のスパイや犯罪者が背乗り(はいのり)という犯罪に手を染めているのは、すでに明らかになっている。

自衛隊員の妻が中国人で、その中国人が自衛隊の機密情報を盗もうと画策した事件もあった。これも外国人妻は身分を偽称し、さらに日本人と結婚することによって、日本人に「なりすまし」ていたということである。

このように、私たち日本人の周囲には、ありとあらゆる「なりすまし」が蔓延しているのだ。しかし、「なりすまし=犯罪」と関連づけができている日本人はまだ少ない。


■犯罪は「なりすまし」によってできている

食品の産地偽装や、料理の材料偽装も、食品をめぐる「なりすまし」犯罪である。偽ブランドも、ブランドをめぐる「なりすまし」犯罪である。

犯罪は「なりすまし」によってできている。

だから、私たちは「なりすまし」をしている人間を信用すべきではない。そこには犯罪が横たわっているからだ。

「なりすまし」は正直ではない人間がするものだ。いずれ裏がバレたとき人間関係は完全に崩壊してしまう。金銭のやりとりや深い付き合いがあった場合は、たとえ悪意がなくても詐欺になりかねない。

そういった人間に関わってしまったとき、金銭的な損害と同時に、「自分は騙されていた」というショックを受けることになる。

誰でも、自分が騙されていたと知ったときの精神的ショックは大きいし、精神的なダメージから立ち直れなくなる人もたくさんいる。

「なりすまし」はニセモノである。それは詐欺であり、犯罪である。人を騙し、人に損害を与え、人に不快感を与え、人に精神的なダメージを与えるものだ。信頼できないものの筆頭が、まさに「なりすまし」である。

だから、私たちは「本物」から離れてはならないのである。

本物は「なりすまし」の対極にあるもので、最も信頼できるものだ。信頼できるというのは、安心できるということだ。安心できるということは、心を許すことができるということだ。

安心感、そして心地良さを求めているのであれば、「なりすまし」を憎み、「本物」を愛する姿勢を持つ。モノでもヒトでも、本物を求めることによって確かな手応えを手に入れることが可能になる。

「なりすまし」に将来はない。

以上、引用終わり
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