日本を守るのに、右も左もない
283305 三人寄れば文殊の知恵 ―多数なら社会を変える力に!
 
THINKER・鶴田 HP ( 40代 自営業 ) 13/11/12 AM02 【印刷用へ
 一人の力は弱いが、集団の力は強い。
「コレクティブ・インテリジェンス」。日本語で「集団的知性」という言葉がある。英語で言うと難しく聞こえるが、「三人寄れば文殊の知恵」のことである。一人ひとりは凡人でも、異なる観点を持つ多数の意見が集まれば、素晴らしいアイデアが出てくる。適切な状況が整った組織内では、構成する個人個人の知性を上回る「集団としての知性」があらたに誕生する。現在では、インターネットも集団的知性を生み出す土壌になっている。「るいネット」もインターネットを活用した集団的知性が生み出されている場であり、私も有益な情報を学ばせてもらっている。集団的知性が生まれれば、共同体の個人個人の知能も上がるため、その団体、組織、国家は発展する。

 以下、ウィキペディア「集団的知性」から引用する。
リンク
―Tom Atlee と George Por は、「人間」の集団で発生する集団的知性を重視している。「人間の集団」に効果的な集団的知性を発生させるには、構成員の自発性と分散知能をオープンにすることが必要であるとしている。これにより、個人の能力をまとめた以上の集団的知性が発生すると主張している。
Atlee と Por の観点からすれば、集団的知性の力を最大限に発揮できるかどうかは、その組織の個々の構成員が発する、潜在的に有益な意見やアイデアを、「黄金の示唆」として組織全体が積極的に受け入れる能力を持っているかどうかにかかっている。逆に、集団思考(集団浅慮)が発生する組織というのは、特定の個人の意見しか取り入れなかったり、黄金の示唆となるべき意見に十分耳を傾けないために発生するとしている―(引用終)

 以上をまとめると、集団的知性を生み出すのに必要なものは、個人の自発性に加え、周りの人々と考えをオープンに共有すること。そして、組織側も個々人の声に耳を凝らすことである。
さて、これを今の日本国家にあてはめるとどうだろう。国民の側に多少の自発性があっても、大事な情報は閉ざされており、秘密保全法のような法律でさらに取り締まろうとしている。そして、国家は国民の意見を聞く耳を持たない。
このように日本国民は国家の枠組みの中では「集団的知性」を生み出せない状況にある。未来を切り拓くために日本国民が知能を上げていくには、国家やマスコミに依存しない市民レベルのネットワークで「集団的知性」を生み出すしかないことがわかる。

 国防に関しても、前投稿283195で紹介した元CIA諜報員のロバート・スチール氏が提唱するように諜報活動も全国民参加型で取り組んだ方がコストも安く、はるかに効果的になる。
その点、武田教授の言う「秘密ダダ漏れ法」というのは突拍子もないアイデアや絵空事ではなく、真の国防と治安の維持や国家の繁栄のためにできる画期的な手段であり、新しい平和な社会を作るのに欠かせないものである。
 
 ロバート・スチール氏が創設した「Earth Intelligence Network」リンクでは「コレクティブ・インテリジェンス」や「オープンソース・インテリジェンス」などの研究と啓蒙活動が進んでいる。
日本でもこの動きが進めば、人々の意識の進化は加速されるだろう。希望の持てる話である。

Collective Intelligence : Creating Prosperous World at Peace
●『平和で繁栄した世界を作るための集団的知性』
リンク
 
 
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