仕事でおつきあいする機会があり、いくつかの企業を見てきて、“女たちみんな首雄(社長)が大好き”(282223)だな、と思える事例を紹介します。
A社
スーパーマーケットではパートさんは最先端の重要戦力。であると同時に地元消費者として、そのクチコミのおよぼす影響も大きい。だから、パートさんたちが「ここは自分たちの職場」「自分たちでつくっていこう」という当事者意識をもってくれたらスーパーとしては「勝ち」だ。
定期的に店舗を巡回する社長さんが、肩に手をおいて「元気?」とか「調子はどう?」と気軽に声をかけると、どのパートさんもとてもうれしそう。ましては「○○さん、この前はよかったね」なんて実名で話しかけられたら、ピカピカの満面笑み。社会的にはどこからみても一流の風格をたたたえながら、自分たちには気安く話しかけてくれる社長さんにパートさんはゾッコン。社長=会社が大好き。
B社
ものづくりの会社、だから技術者が多い会社。でも、いわゆる女性の寿退社はマレ。女子社員は結婚しても働き続け、子どもが生まれても一定期間の育児休業のあと職場復帰がスムーズに進む「帰ってこい制度」がしっかり根づいている。もともと、第一線でバリバリ、というよりも、女性は女性としての役割、適性が認められる風土があり、働きやすい環境が整っている。だから、どの女性も「この会社が大好き」という空気を発し、お客さんや社外のひとにも自分たちの会社を好きになってほしい、というムードにあふれている。結果として、とても丁寧に対応してくれる、おもてなしの会社で、社外の人間にとっても心地いい空間=行くのが楽しみな会社になっている。
業種は違えど、A社もB社も、ひとを大切にする会社で、女子にも、女子なりの戦力化が期待されている。それは誰もが普通に持っている「向上心」に火をつけ、やる気にさせる。いわば女の闘争心を引き出すのだ。
そしてA社B社共通するのは、どちらの会社の社長さんも、女好きだということ。もちろん、まんべんなく種としての女を(それはこちらにむけられた眼差しでわかるもの)。その社長の在りかた、スタンスで、女は持ち前の充足力を一気に2段階くらい上昇させることができるのだ。
女たちが社長を尊敬し、「大好き」になることで、集団の求心力は強まり、勝つ集団になっていく。 |
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