法曹・官憲・役人こそ、社会閉塞の黒幕
275320 ”暗黒法案”「秘密保全法案」の早期成立を目論む安倍政権の愚
 
橋口健一 HP ( 50 技術者 ) 13/04/19 PM10 【印刷用へ
大手マスゴミが、北朝鮮のミサイルだ、中国の鳥インフルだ、ボストンの爆弾テロだと騒いでいる間に、この手の重要な法案可決に向けた動きが隠密に進行中。

暗黒夜考 リンクより
------------------------------------------------------------
昨年、野田民主党政権下で”現代版治安維持法”たる「コンピューター監視法案」が可決され、矢継ぎ早に国家権力による”情報統制”と国民の”思想弾圧”を目的とした”暗黒法案”「秘密保全法」が延長国会に提出(未成立)されたが、安倍自民党に政権交代してもその流れは何ら変わることがないのが実情である。

以下に取り上げた東京新聞記事にあるように、安倍晋三が「秘密保全法案」の早期成立を目指す考えを明らかにしているが、民主党政権であれ、自民党政権であれ、真にこれを実現せんとする国家権力の思惑は普遍故、役者が変わろうが目指さんとするところは同じということである。
 
以前のエントリーでもコメントしたとおり、「秘密保全法」については、そのあまりに危険極まりない悪法ゆえ、”法の専門家”である日弁連自らがこれに反対の意を表しているぐらいの代物である。
 
歴史的にみても旧自民党政権時代から何度も売国政治家らによって「秘密保全法」の法案成立が謀られてきたが、その都度、反対派議員を中心とした良識ある判断・行動により、現状、何とかこれが阻止されてきているのである。

即ち、それだけヤバイ代物だということである。
 

「秘密保全法」の何が問題なのか?
 
「秘密保全法」が成立すれば、例えば、政府や官庁(官僚)が「国の安全」「外交」「公共の安全および秩序の維持」に抵触するとして、ひとたび「特別秘密」とすれば、国民に知られてはマズイ情報を恣意(しい)的に隠蔽することが可能となるのである。

また、フクシマ原発事故における様々な情報・トラブル等が恣意的に「特別秘密」とされ、闇に葬り去られることも想像に難くないところであろう。
 
つまり、これは「ディスクロージャー(Disclosure)」=「情報公開」が求められる現代社会の流れとは相反する「秘密警察国家化」に向けた動きと断じてよい話である。
 
 更に問題なのは、国民が「特別秘密」認定された原発情報の公開を求めてデモを呼びかけただけでも不法な「特定取得行為」とされて処罰されかねないという点である。
 
即ち、”情報統制”のみならず、一般市民の”思想弾圧”までをも可能とするのが「秘密保全法」であり、それゆえ”暗黒法案”なのである。
 
「秘密保全法」が延長国会にて可決されるようなことがあれば、日本はこの道はいつか来た道、「ファシズム国家」への道を再び歩み出すことになると断じてよいであろう。

そのことを如実に表すのが、以下の東京新聞の2つめに記事にて取り上げられている「防衛相直轄の情報保全隊」の存在である。

この自衛隊内に組織されている「情報保全隊」は、国家権力にとって不都合な反乱分子の監視を恒常的におこなっており、憲法で保障されている思想・信条の自由、集会・結社の自由を犯す国民監視を実行しているというのであるから、穏やかではない話である。

この現状は、戦時下の「特高警察」による反乱分子の弾圧さながらと断じてもよい話であろう。

大手マスゴミが、北朝鮮のミサイルだ、中国の鳥インフルだ、ボストンの爆弾テロだと騒いでいる間に、この手の重要な法案可決に向けた動きが隠密になされているという事実を、我々国民はよくよく注視することが肝要である。

◆秘密保全法案 首相「早期に国会提出」
 2013年4月17日 東京新聞 朝刊リンク

◆【私説・論説室から】国民監視やめない自衛隊
 2013年4月17日 東京新聞リンク
-------------------------------------------------------------
転載おわり
 
 
  この記事は 267085 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_275320

 この記事に対する返信とトラックバック
284521 「秘密保護法」成立前に、有名ブログが相次いで自主閉鎖!〜暗黒夜考、独りファシズム 橋口健一 13/11/26 PM09
282744 「秘密保護法案」〜国家秘密法案以降も政府は諦めていなかった。 ヨネ 13/10/27 PM03
282511 特定秘密保護法案の問題点 ヨネ 13/10/21 PM03
281232 オリンピック騒ぎの影で悪法が成立する〜「秘密保全法」 ET 13/09/19 PM04
280314 秘密保全法〜日本国憲法から見た問題点とその狙い@ 橋口健一 13/08/25 AM01
275588 「アメリカ発<平成の治安維持法>がやってくる!」 斎藤幸雄 13/04/29 PM10

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp