日本を守るのに、右も左もない
271052 国際情勢から政局を読み解く4 日本未来の党への期待と不安
 
山澤貴志 ( 47 ITコンサル ) 12/12/03 PM09 【印刷用へ
嘉田新党の様子が見えてきたが、菅原文太氏や加藤登紀子氏といった農回帰、共同体回帰志向派が名を連ねている点は大いに評価できる。他方、飯田哲也氏のようなエコビジネス派(CO2利権派)260662 がブレーンを務めているのは不透明さがあるし、茂木健一郎氏のようなかつての原発推進派文化人も混ざっている。そしてCSISと関わりの深い稲盛氏にはアメリカの影を感じる。256983しかしこれも小沢・亀井の戦略かもしれない。

おそらく飯田氏などCO2利権派を取り込んだのはロスチャイル≒中央銀行利権派へのカムフラージュor選挙資金を得るためなのだろうし、稲盛氏を引き込んだのは、アメリカのシェールガスを購入するパイプとしてCSIS人脈≒ロックフェラー人脈へのカムフラージュor選挙資金を得るためなのだろう。(国民の生活が第一は脱原発に至る過程としてガスコンバインドサイクル発電の強化を主張している リンク) つまりCO2利権派とは新エネルギー推進で協力関係を築きその代わり原発と増税はあきらめてもらう、CSIS人脈とはガス購入で協力関係を築きその代わりTPPと米軍思いやり予算の拡大はあきらめて貰う・・・このような双方の利権を配下に置くことで外圧全体をバランスよくコントロールすることも視野に入れているに違いない。(それこそがかつての自民党の戦略だったはずなのだが)

そして全体としては嘉田氏に代表されるような「女性の時代」≒充足基調を統合軸にしながら旧い利権をも束ねていこうという発想なのだろう。おそらく、嘉田氏はつなぎ役として、未来の副代表についた森ゆうこ議員にチャンスを与えていくのではないだろうか。森議員はその経歴から見て米英の利権とは全く無縁な生粋の草の根派であり、「検察の闇」に果敢に挑戦する気骨を持った女性政治家である。 リンク 264834このような議員が、旧利権にもまれながらも台頭していくことが非常に重要である。

賛同人に名を連ねた菅原文太さんが「いまの政治家は全員ダメだ」といっている通り、リンク 既存政治家には本質的には期待できない。民主党時代のように、裏切りにあう可能性も大いにある。しかし小沢、亀井といったかつて権力中枢にありながら、次世代への橋渡しとなるような舵取りをする政治家を私は評価したいと思う。河村たかしに太陽の党や維新と接近させて破棄、最終的に未来へ合流することで、石原・維新は単なる選挙的野合であり、未来は政策による連合であるという違いを鮮明に打ち出せるという筋書きも、おそらく小沢、亀井が練りに練った石原・維新への対抗戦略なのだろう。

鈴木宗男氏を含め旧世代良識派が既存利権との折衝を図るうちに、欧米の利権と切り離された真の国民指導者を登場させることが非常に重要だろう。
 
 
  この記事は 271051 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_271052

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp