日本を守るのに、右も左もない
266206 〜なぜデモの参加者に小さな子ども連れの親が多いのか〜
 
土肥恵梨子 ( 23 会社員 ) 12/07/05 PM00 【印刷用へ
最近デモのニュースが多く、ここは本当に日本なのかと思ってしまいます。
そんなデモの現場に子供を連れていく親が多いようです。なぜそんな危険な場所に子供を連れていくのでしょうか?

リンクより引用します。


6/29の官邸前デモを報道した番組、報ステ、NEWS23、サンデーモーニングを見ると、必ずと言っていいほど小さな子どもを連れた親が登場して、デモに参加した動機やデモへの共鳴の言葉をインタビューで語っている。6/29のデモは、特に小さな子連れの家族の参加が多かった。このことについて、例によってネット右翼がデモを誹謗中傷する標的にして、子どもをそのような危険な場所に連れて行く親の神経が異常だなどと、Twitterで親を詰る罵倒攻撃が続いている。こうした行為は一般市民に共感されないと毒づき、脱原発の気運を殺ぐ結果になるだろうと言いがかりをつけた。

子どもの命を守るためには親は手段を選べないから。世間から何と言われようが、過激だ非常識だ左翼だと罵られようが、子どもを守ろうとする親にとっては関係ないのだ。1歳、2歳、3歳の子どもは本当に可愛い。4歳、5歳、6歳も可愛い。親になって人は初めて生きる意味を知る。この子のために犠牲になるのが自分が生きる意味なのだと確信する。人として生きる喜びや感動の本質を悟る。子どもの命は自分自身の命だと信念する。
そうした小さな子どもを持つ親が、昨年からずっと思い悩まされてきたことは、他の何でもなく、原発と放射能の危険の問題であり、放射能の害毒からどうわが子を守るかという難題だった。そしてネットで情報を探し回り、食品の安全情報を仲間内で交換し合い、福島の事故や原発に関わる政治の動向に目を懲らしてきたのだ。子どもを持つ親こそが、野田政権の原発政策に対して強い憤りを持ち、国民無視の暴政に怒りを募らせている。再稼働によって最も脅威と不利益を蒙るのが自分たちであり、何とか抵抗しないといけないと焦って思っている。

だから、このデモは、まさに彼らこそが運動の中心になって担うべき政治主体なのだ。特に、福島から近くて汚染の恐怖が深刻な首都圏ではその不安が強く、母親たちにはストレスが溜まり続ける1年3か月だった。デモに参加した親にとっては、この行動は、食品汚染やホットスポットの情報を探して助け合うことと同じなのだ。

それでは、彼らは何で自分だけで参加せず、子どもを混雑するデモの現場に連れて来ているのだろう。言うまでもない。片時も放っておくことができないからである。預かってもらえる場所がないからだ。彼らは、彼らの子どものために個人としてデモに参加し、デモに加わろうとすれば子どもを誰かに預けなくてはならず、それができないから、仕方なく現場に連れて来ているのである。一緒に参加しているのではない。個人としてデモに参加し、その必然として、やむを得ず子どもを同伴させる形になっているだけなのだ。子どもにデモを見せているのではない。趣味や娯楽ではない。パフォーマンスでもない。小さな幼児には、母親は傍を離れることができないのである。その幼児を守るために、敢えてリスクを冒して、母親は意を決してデモに飛びこんでいるのだ。報ステなどが子連れの映像を出し、それじゃ私もと勇気を奮う影響に繋がり、次々に輪の中に入る若い親が現れた。彼らはこういう機会を求めていたのだ。


引用終わり


小さな子供を持つ親にとって子供の将来を心配する気持ちは誰でも同じですね。まして、こんな不安な状況であればなおさらです。
 
 
 
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