病気に対抗する免疫力は体温に規定される。
体温が一度上がると免疫力はナント5倍に。
体が冷えていれば、血流が悪くなり、リンパ球が体内で十分な活躍ができなくなる。
免疫力が下がり、ガンを初めいろんな病気にかかりやすくなる。
様々な病気は冷えが要因となっているようです。
まさに、「体の冷えは万病の元!」ということのようです。
「がんを克服するための新常識」リンクに分かりやすくまとめられていますので、少し長いですが紹介します。
(以下、引用)
■体の冷えは万病の元!
人間の体温の40%は、筋肉から出ています。体温が1℃上がると、免疫力は5〜6倍になります。がん細胞は、体温が35℃の低い体温のときに最も増殖し、39.3℃以上になると死滅する性質を持っているといいます。
健康な状態にある人の腋化温度(わきの下の体温)は、平均で約36.5℃です。36.5〜37.0℃であれば健康体で免疫力も旺盛です。これを1℃下回るだけでも、内臓の働きが低下し、免疫力は約30%も弱まり、ガン細胞が活発に増殖したりすることが知られています。
免疫力は、血液の流れと密接な関係があります。その免疫力の中心となって働くものが、血液成分の一つである白血球です。体が冷えていれば、血液の流れが悪くなり、リンパ球が体内で十分な活躍ができなくなり、免疫力が下がり、ガンをはじめいろんな病気にかかりやすくなるのです。
また、血流が悪いと脳や内臓などの働きが衰えるために、頭痛や肩こり、耳鳴り、便秘、下痢、手足のしびれ、うつや慢性疲労といった症状が出やすくなったり、心臓病、糖尿病やアトピー性皮膚炎などを招いたりすることも考えられますので「体の冷えは、万病の元」といっても過言ではありません。
例えば、睡眠時間が短かったり、眠るべき時間に起きたりしていると、自律神経(意志とは無関係に内臓や血管の働きを支配する神経)が乱れてしまいます。
自律神経には、活動時に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経の2種類があり、2つの神経は交互にバランスを取りながら、からだの働きを調節しています。
ところが、夜更かしや睡眠不足、過度のストレスがかかると、自律神経のバランスがくずれ、交感神経が優位になります。交感神経が優位になると、心身を緊張させるので筋肉がこわばって、血流が悪くなり冷えを招いてしまいます。
さらに、冷たい物をとり過ぎたり、早食いしたり、栄養バランスの悪い食事を続けるなど食生活の乱れも、体を冷やす要因になります。これは、必要な栄養の吸収が悪くなったりして、体温を作り出すエネルギー不足が起こるからです。
からだの一個所でも温度の低いところがあったら、体が冷えていて、内臓の働きや免疫力が低下していると考えた方が無難でしょう。
■体温アップで免疫力強化!
そこで、筋肉を動かして熱を発散することは、体温が上がり体にとても良いことです。筋肉を鍛えると毛細血管が発達して、血流が良くなります。
ちなみに、歳を取ると高血圧の患者が増えるのは、下半身の筋肉が衰えて上半身に血液が集まり、全身の血流が悪くなるからだと言われています。
体温をアップする方法は、沢山ありますが今、注目されている体温アップの方法をいくつかご紹介しておきます。
@適度な運動をしよう!
ガンの治療やがん予防目的で、運動することはガンに効果的であることが動物実験や調査研究などで証明されています。
(中略)
汗ばむ程度の運動は、副交感神経の働きを整えて、免疫バランスを是正する作用が高まります。ちょっと早めに歩くウォーキングがおすすめです。
頑張ってやるというような、やり過ぎはよくありません。頑張りすぎると交感神経が緊張して、副交感神経が支配する分泌現象も悪化してしまいます。マイペースで、適度な運動に心がけることが大切です。
Aショウガ湿布で冷え防止!
ショウガ湿布は、体温を上げるのに効果があります。
体温の冷えやすい人や、特に乳房の大きい人ほど冷えやすいので、乳がんを防ぐには乳房のショウガ湿布は、大変効果的です。
体温の低い人には、体温を上げる効果が顕著なので、冷えの解消や体温アップに大変役立ちます。
B金時ショウガで内側から温める!
冷えを解消するためには、体を外から温めるだけでなく、内側からも温めれば、効果はさらに高まり、免疫力も一層強まります。
体を内側から温める方法として、一番のお勧めがショウガを摂ることです。 ショウガには、辛味成分のショウガウォールや、精油成分のガラノラクトンといった成分が多く含まれています。これらの成分が多ければ多いほど、体の冷えを取る働きが高まるのです。
C湯たんぽで温める!
がん患者は、例外なく体温が低いと言われています。体温が低いと血流が低下しますので免疫力の低下に関係してきます。その免疫力の中心的な働きをするのが、血液成分のひとつである白血球です。
このリンパ球が1,000個以下だと「リンパ球減少症」という免疫力低下の病気で、ガンを発症する危険が多くなります。
(中略)
ある腎臓癌の患者さんは、湯たんぽによる温熱療法を3日間続けただけで、約2倍まで増えました。以前は増やす方法がないと言われたリンパ球ですが、湯たんぽを使って体を温めればリンパ球が増やせることが多くの臨床でも明らかになっています。
Dカイロで温める!
一般に女性は、男性に比べて筋肉が少なく脂肪が多いです。中でも、乳房は乳腺と脂肪性の組織で構成されていますし、腹部は子宮や卵巣を守るために厚い皮下脂肪がついています。
このように女性の乳房や子宮・卵巣は特に冷えやすく、冷えによってガンを招きやすいと考えられています。
ガンの発病や再発を防ぐためには、一般に36.5℃以下であれば、体は冷えていると考えます。お腹はもともと冷えやすいところで、特にからだの冷えの表れやすいところでもあります。
病気を退けてくれる免疫力を高めるためには、お腹を冷やさないようにすることが大切です。お腹を冷やさない工夫や温める方法はいろいろありますが、手軽で簡単な市販のカイロがおすすめです。
(引用おわり) |
|