近代市場の拡大
260787 山崎 闇斎  〜江戸前期の儒者・朱子学者・神道家・思想家(神道と儒学を統合)
 
小澤紀夫 ( 40代 営業、企画 ) 12/01/23 PM03 【印刷用へ
 山崎 闇斎(やまざき あんさい)は、江戸前期の儒者・朱子学者・神道家・思想家です。



【生い立ち】

 京都で浪人の子として生まれ、幼くして比叡山に入り、ついで妙心寺に移って僧となりました。19歳のころ土佐の吸江寺に移り、湘南宗化の弟子となります。土佐南学派の谷時中から朱子学の手ほどきを受け、また野中兼山や小倉三省らとの交わりのなかで、朱子学への傾倒を深め、25歳で畜髪・還俗して儒者となりました。強烈放胆な性格によって諍いを生じ、土佐を追われて京都に帰り、門弟を集めて私塾を開きました。

 48歳の時、会津藩主保科正之の賓師に迎えられ、藩政への助言者として活躍します。領内の寺院・神社の整理をおこない、神仏習合を排除しました。また吉川惟足の影響で、神道研究にも本格的に取り組むようになり、従来の神道と儒学を統合して、垂加神道を開きました。



【思想の概要】

 闇斎の提唱した朱子学を、崎門学または闇斎学といいます。その思想の独自性は、湯武放伐を否定した点にあります。水戸学・国学などとともに、幕末の尊王攘夷思想に大きな影響を与えました。山崎闇斎は、人間の心(心神)は、即ち天神と同源であり同一であるとの思想から、自らの心神を自宅の祠に祀りました。

 放伐(ほうばつ)とは、中国史において、次の天子となるべき有徳の諸侯などが、無道な暴君や暗君を天下のために、討伐して都から追放するという行為です。中国の伝説においては、有徳な君主から有徳な人物へ天子の位が譲られた(伝説上の禅譲)とされました。しかし夏の時代にいたって世襲制度になりました。その世襲の王朝が交替する場合は、放伐がなされるようになりました。夏王朝の末期に暴君桀王を殷の湯王がうち破ったのが最初であるとされています。湯王と武王の故事に由来するので湯武放伐(とうぶほうばつ)ともいわれます。

 40代から,伊勢神宮にしばしば参詣していましたが,52歳のときに大宮司河辺精長から「中臣祓」の伝授を受け,54歳の年には吉川惟足から吉田神道の伝を受けて,垂加霊社の神号を授けられます。これによって垂加神道を創始して,神儒一致を主張しました。 闇斎の朱子学の特色は,まず『四書大全』などの後世の学説を排して,専ら朱子の原著に戻り,これを内面的に考究体認することを重視した点にあります。従って著述も,原資料を正確に整理編集したものがほとんどです。主著である『文会筆録』全20巻は,読書録というべき性格を持ち,経書や朱子学に関する重要な文章を抄録編集し,ごく簡単な評註や按文を付したものですが,厳密な考証の手法によって朱子の成説を明らかにしています。また,博学多識に流れたり,詩文に心を配る世間の朱子学者を批判し,敬を根底として,静坐による心身の修養に基づく倫理的実践を最も重視しました。

 門人には、佐藤直方・浅見絅斎・三宅尚斎・植田艮背・遊佐木斎・谷秦山・正親町公通・出雲路信直らがおり、闇齋学の系統を「崎門学派」といいます。


上記は

ウィキペディア山崎闇斎リンク
岩波文庫『垂加翁神説・垂加神道初重伝』村岡典嗣 リンク
朝日日本歴史人物事典の解説.山崎闇斎
リンク

から一部引用しまとめました。
 
 
 
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