日本人と縄文体質
258190 明治以降変質した支配者の意識とその正体とは!
 
田野健 HP ( 51 設計業 ) 11/11/01 AM00 【印刷用へ
【明治以降の支配者の意識変化】
明治以降明らかに異なるのが「富国強兵」という支配者にお題目(=課題)が加わった事である。ここで庶民は初めて2の次になった。
つまりそれまでの支配者と庶民の関係(支配者は一定庶民に配慮し、庶民はお上意識で捨象していたとは言え一定支配者に世の行く末をまかせていた)、これが支配者側の変化でバランスがくずれ始めたのが明治以降の政治意識である。

明治以降の大恐慌の政治的対応や農村の身売りなど事例を見ていけばこの変化が押さえられるだろう。支配者の庶民へ対する意識はそれまで外圧が加わった際に「なんとかしなければという意識で対応していたが」この「なんとか」から「しゃーない」に変化した。つまり、支配者にとって庶民の生活を犠牲にすることは富国強兵を経て「しゃーない」ことになったのだ。

少し話がそれるが興味深いのは関東軍の事例である。関東軍は戦争の戦犯として裁かれたが、その後の事実が明らかになるにつれて、戦争をあおったのはむしろ海軍や中央司令部であった事がわかってきた。つまり、関東軍は最初から戦争への退路をもって臨んでおり、それをさらに戦線拡大に差し向けたのは海軍の方であった。なんとかしなければという意識があったのは関東軍であり、彼らはそれまでの日本を支えてきた(庶民を慮る)お上の考え方の生き残りであった。しかし海軍側の意識は全く反対で庶民などどうでもよい、いわば「しゃーない」で片付ける維新以後登場した新勢力なのだ。
これを海軍は裏から仕組んだ金貸しの手先と見れば歴史の流れは見えてくるのではないか?つまり明治以降、それまでの属国天皇主義の支配者に代わって、金貸しの手先として動くもっと劣悪な勢力が登場したと見るとどうだろうか?

【戦後の支配者の意識の変化と変わらぬ庶民の意識】
これが戦後になるとまた変化を見せる。
戦後は徹底的に日本人を国民もろとも弱体化させていくのがアメリカの戦略だった。市民運動を作って中枢を弱体化させ、さらに一億総中流化させた。逆に支配統治者は田中角栄に見られるようにそれまでの国民生活第一に戻り、安定を見せたが、80年代中盤から反転する。

そのきっかけが中曽根であり、その後の小泉、管である。徹底的にアメリカにひれ伏す彼らは、朝鮮から渡ってきた中国にへつらう朝鮮人の生き写しであり、先祖がえりしたのではないかとすら見ることができる。しかしなぜ現在になって急に先祖がえりしてしまったのか?その構造を解明しておく必要がある。
 
 
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