今回の原発事故から見えたこと、
電気事業に代表される独占商売について、政府・官僚が一企業に事業を独占させ、彼らの天下り先として一体化している。巨大な利益を独占するために原子力を持ち出し、その原子力の正当化のために学者やマスコミが存在する。
ネットゲリラ リンク より
>兵頭28号センセの本に書いてあったんだが、商売というのは「独占」するとたまらなく儲かるわけです。たとえば「倭寇」というのがあるんだが、アレは私貿易だ。いくら私貿易で業者が儲かっても、政府には一銭も入りませんね。そこで倭寇を取り締まって「朱印船」で貿易を独占すると、政府はウハウハ儲かります。長崎の出島というのもそうですね。あちこちの大名が勝手に貿易やっていたんじゃ、幕府は儲かりません。出島によって貿易を独占する事で、幕府だけがウハウハに儲かります。全体の規模が縮小しようが、そんな事はどうでもいい、自分だけ儲かればいい、というのが、権力者の論理です。
>そういう見方で電力政策を眺めてみると、なぜ、政府が懸命に原子力を推進してきたのか、というのがよく判る。東電が使う宣伝費が年間300億、東大に渡しているカネが5億円。それでも電力事業を独占できれば、安いもんだw 電力の製造を独占する事によって、電気代は世界相場の3倍になるが、どーせ負担するのは国民だし、利権は独占資本と官僚、政治家で山分けです。なんせ「原料」のウランだとかプルトニウムとかがご禁制の品なので、他の人には扱えないw 石油や天然ガスは誰でも買えます。誰でも買えるエネルギーで簡単に発電されたんじゃ、利益を独占できない。なので、どうしても原子力を発電のメインに据える必要があったわけだ。で、マスコミも総会屋並みにオコボレにあずかっているので、原発の悪口は書かない、と。まぁ、世の中そういうもんです。
(引用以上)
このように、利権統合体はあくまで利権(私権)でしか統合されていない。国民の安全や将来などは考慮に入っていないのだろう。彼らの言動を見ていても、正当化と騙しとしか感じられない。少しはまともな権威も持ち合わせているのだろうと思っていた東大etcの教授の本性も完全に見えてしまった。
僕らは改めて、みんなで物事を決める日本人に相応しい政体や意思決定の方法を探っていく必要があるのではないか。利権体に社会統合を任せっぱなしにしたツケが、これまでのほとんどの問題を生んでいるとも考えられるから。 |
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