学者とマスコミはグルで頭脳支配
248011 原発をどうするか。【吉岡英介氏のHPよりB】
 
鈴木龍也 ( 47 建築設計 ) 11/03/27 AM00 【印刷用へ
日本を守るのに右も左もないの記事にコメントをいただいている吉岡英介さんの 「水は変わる 論考」からの転載です。
今回の原発事故の論考はなるほどの内容ですので、一部転載します。
出来れば、図入りの転載元を参照してみてください。

災害の名前 2  平成東電原発災害リンク【転載記事】

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原発をどうするか。

政府および電力会社は以下のことを実行します。

1.原発は今の電気料金ではペイしていないことを国民に正直に言う。
2.再処理まで含めた正直なコストを積算し電力料金を定める(保険は別にしても)。
3.電力会社の本社を原発の敷地内に置く。

また、国民は以下のことを受け入れます。

1.電力料金の値上げを受け入れる。
2.原発を電力の消費地で受け入れる(東京原発、大阪原発など)。

こうすることで自然に節電が進みます。それに人口が減っているのですから電力消費は増えません。また、野放図に都市を大きくすると電力が不足がちになりますから、人が地方に分散します。消費地で発電すれば送電コストが格段に下がります。これらの措置で、電力消費は現在の半分くらいになるでしょう。

その一方で、ガスタービン技術を改良したり、天然ガスをロシアと共同で開発します。


原子力発電のコストが不当に安く算定されているために、代替エネルギーの開発が阻害されています。正しく算定することで風力などの代替エネルギーの開発が進みます。

これで原発は、あっても必要最小限になるでしょう。


今からちょうど20年前の1991年2月に関電の美浜原発で細管破断事故が起きたとき、私は、「大阪原発」を作ることが原発問題の真の解決策であることを、関電や関係者に訴えたことがあります。それに対しては、当時の関電の副社長も共感を示してくれました。
今でも私の考えは同じです。原発の電力を使う者が原発のリスクを負うべきです。


放射能は宇宙の混沌であり、生命の秩序と相容れません。地球は長い年月をかけて、地磁気や水や大気で、宇宙の放射線から守られた生命の楽園になりました。その生命の楽園で、宇宙の混沌である核のエネルギーで大規模な発電をすることが、そもそも間違っているのです。

鳥も獣も魚も、虫も花も草も木も、誰も望まないことです。

それを承知で、日本国民がどうしても日本に原発が欲しいというなら、政府と電力会社と国民は、上記のようなコンセンサスを形成すべきです。



高速増殖炉をやめて地震予知の研究を

高速増殖炉は技術的に不可能です。一滴も漏らすな、など人間業では出来ません。
経済的にもまったくペイしません。社会的にも無意味です。
ドイツもアメリカもフランスも撤退し、やっているのは日本だけです。

文殊は試験炉です。目的は先にあります。
開発の最終目的は、高速増殖炉を日本中に10基も20基も作って運転することです。

しかし、そんな時代は1000年たっても来ません。

高速増殖炉の研究開発は壮大なムダでしかありません。

高速増殖炉の巨額開発費のたった100分の1でも、たとえば地震予知の研究にあてれば、日本だけでなく世界の人々が大きな恩恵を受けます。

役に立たない研究はやめて、国土と国民を守る研究にシフトすべきです。

現代の地震予知は地震学ではなく、物理学であり化学であり電磁気学です。地球内部に蓄積されたストレスによって地上や大気中に現れるシグナルを、地震が発生する1時間前とか1日前にとらえることは、今では十分に可能性があります。

それは物理学、化学、電磁気学ですから、「文殊」の研究員をそのままシフトできます。

地震予知の分野で奮闘してきた地震学者の上田誠也博士が、偶々、地震の前日の3月10日発売の中央公論4月号に「どうする! 日本の地震予知」という文を発表し、日本が国家として地震予知をやめてしまったことを書いていますので、紹介しておきます。
リンク


ほかにも、高速増殖炉開発の何千億円という予算があれば、あれもできる、これもできるという研究分野がたくさんあります。高速増殖炉を中止して予算を他の科学分野に回すのが国のためです。
 
 
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