実現論を塗り重ねてゆく
244518 Y染色体亜型分類の系統樹
 
小暮 勇午 ( 33 路上人 ) 11/01/23 PM08 【印刷用へ
人間の設計図は核の中の46本の染色体にすべて書き込まれていると言われる。その中で性別を決めるのがXとYの性染色体で、受精時にXXなら女性、XYなら男性になる。

そのY染色体には膨大な遺伝情報(DNA)があり、以前は技術が伴わず解析は無理だったため、より簡単だったミトコンドリアDNAの解析が先に進んだ。しかし、技術が発達し解析が急速に進んだため、Y染色体亜型分析がミトコンドリアDNA解析に代わって民族の起源を調べる最有力な方法になった。

Y染色体は、男から男にしか受け継がれないため、大規模な民族移動の様子以外にも、各部族の支配―被支配の関係や、侵略・略奪を伴う戦争の推定にも役立つと言われている。
(但し、分子時計法による分岐年代推定は、かなりの誤差が見られる。)


─┬A────────A    …アフリカ
 |
 └B-T祖型
  ├B───────B    …アフリカ
  └C-T祖型
   |
   ├DE祖型
   | ├D────D─┬D1 …チベット
   | |      ├D2 …日本(縄文人)
   | |      └D3 …チベット
   | |
   | └E────E    …アフリカ、地中海沿岸(ハム族系)
   |
   └C-F祖型
    ├C─────C─┬C1 …スンダ・モンゴロイド
    |       ├C2 …メラネシア
    |       ├C3 …北方モンゴロイド
    |       └C4 …オーストラリア
    └F─────F
     ├G────G    …コーカサス地方に多い
     |
     ├H────H    …ドラヴィダ人系
     ├IJ祖型
     |├I───I    …ノルマン系?ヨーロッパ先住民
     |└J───J    …アテネ、トルコ、イラクに多い。
     |          (セム族系)
     └K────K
      ├L───L    …インドのカースト中上位に多い
      |          (インダス文明の担い手?)
      |
      ├M───M    …ニューギニア系
      |
      ├NO祖型
      |├N──N    …シベリア系
      ||
      |└O──O─┬O1 …東南アジア〜台湾に多い
      |     ├O2┬O2a …華南〜東南アジアに多い
      |     | └O2b …朝鮮〜日本に多い
      |     |      (江南人→倭人?)
      |     └O3 …華北、ミャオ族に多い
      |         (新モンゴロイド)
      |
      ├P───P
      |├Q──Q    …アメリカ〜シベリアにかけて低頻度
      ||
      |├R──R─┬R1┬R1a …東欧に多い(スラブ系)
      ||    | └R1b …西欧に多い(ケルト、ゲルマン系)
      ||    └R2
      ||
      |└S──S    …ニューギニア高地
      |
      └T───T    …アフリカ〜南アジア



<参考>
日本人のガラパゴス的民族性の起源! リンク
英語版Wikipedia リンク

242927 東アジアのY染色体亜型分布
243730 ヨーロッパのY染色体亜型分布 1
243731 ヨーロッパのY染色体亜型分布 2
244035 ヨーロッパ最先端のY遺伝子分析より 1
244036 ヨーロッパ最先端のY遺伝子分析より 2
244040 ヨーロッパ最先端のY遺伝子分析より 3
244042 ヨーロッパ最先端のY遺伝子分析より 4
244441 インドのY遺伝子分布(基礎情報)
 
 
 
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_244518

 この記事に対する返信とトラックバック
287305 日本人の起源〜日本人に主要なY染色体亜型の拡散経路と世界的分布〜 K-brace 14/02/14 AM01
245234 なぜ、Y-DNAなのか?2〜ゲノム研究で判明した男性染色体の奇妙な特徴〜 彗星 11/02/06 AM01
244913 なぜ、Y-DNAでないと民族系統分析ができないのか? 彗星 11/01/31 AM00
244912 Y染色体亜型分類の系統樹からみえる日本人気質。 彗星 11/01/31 AM00
西洋文明の基層を探る(3) 6000年前以降の印欧語族の欧州侵入 「日本を守るのに右も左もない」 11/01/28 AM03
西洋文明の基層を探る(2) 6000年前までの欧州の部族移動 「日本を守るのに右も左もない」 11/01/26 AM08

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp