共認運動をどう実現してゆくか?
240902 課題収束を社会空間に広げていくきっかけも「充足」である。
 
田野健 HP ( 50 設計業 ) 10/11/17 PM08 【印刷用へ
この投稿がなされてから既に8年が経過している。
るいネットという認識形成サイトが継続して運営され、これまで無数の投稿と多くの賛同者を生み出してきた。同時に多くの認識、多くのマスコミに代わる事実発信も積み重ねてきた。一方、社会の状況を見渡せば、認識形成サイトが認識仲間を次々と繋げて一気に認識収束が進むという局面にはまだ達していない。

これを停滞と呼ぶか、次のステップに進む為の充電と呼ぶかはいずれ変化が起きる数年後に判るだろうが、それを予測する意味でも現時点での意識潮流の状況を押さえておきたい。

以下、前回のなんでや劇場での私のノートに書かれたメモを元に書いてみます。

70年代貧困の消滅から90年代の私権崩壊が人々の収束不全を引き起こし、本能を直撃、20年の蓄積を経てまず収束したのが秩序収束である。そこでは若者に代表されるように共認収束を経てまずは人=仲間収束した。
その後、02年以降私権崩壊が決定的になると、仲間収束だけでは納まらず、課題収束を引き起こす。遊びどころではないという状況から仕事や勉強という課題に向かった。しかしそこでの課題収束とは不安発ではなく「役に立ちたい」「喜んでもらいたい」「評価が欲しい」といった充足発である。この充足発の課題収束はしばらく続き、現在の充足基調を生み出し、なんであれ充足したものが勝っていく時代に入ってきている。
この充足基調によってそれまでの(私権時代の)代償充足である解脱充足、遊びといったものが、ほとんど姿を消し、仲間達と成果を生み出し充足するといった課題充足の地平に移行してきた。

そして現在、その先にようやく向かおうとしている。
その充足を仲間や身近な処から社会空間に広げていく過程である。
この段階がようやく認識収束、観念収束の地平になる。
 
   ┌本能─┐   ┌共認─┐   ┌観念─┐ 
   |   |   |   |   |   |
収束不全===⇒秩序収束===⇒課題収束===⇒認識収束
 70年      90年      10年      ?年

01年るいネット開始ーーーーー10年るいネット継続ーーー→

まさにこの間の意識潮流の変化とは、本能→共認→観念とサルの原猿から人類に進化する過程と同じ段階を経由している。
しかしこの間20年ずつかかっている、この課題収束から認識収束へ向かう事は間違いないが、これから少なくとも10年、20年という単位で時間がかかる事になるだろう。しかし人類の命綱が観念機能であり、社会空間を統合するには整合する認識とそれを導く無数の事実体系が必ず必要になる。これから先数十年かかるのか、数年で一気に進むのか、予測する事は難しいが、社会の変化が加速している現在、それが速まる可能性が高い。

いずれにしてもどの段階でも伴ってくるのが実現の可能性でありそれを導くのが潜在思念レベルで先端化する充足というキーワードになってくるだろう。その意味では社会空間を統合する認識収束とは現在はまだその萌芽ではあるが、課題の大きさという点でも、困難度という点でもさらに充足度という点でも最も大きなものになるに違いない。
 
 
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2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
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新理論の構築をどう進めてゆくか

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