アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
236272 ’10年夏なんで屋劇場ノート8〜「特権階級の世界」と「大衆の世界」〜2つの世界の断絶と接点は?
 
山澤貴志 ( 45 ITコンサル ) 10/08/16 AM03 【印刷用へ
●「特権階級の世界」と「大衆の世界」・・2つの世界の断絶と接点は?

しかしながら、情報管制→警察国家色を強める特権階級の世界と、大衆の世界は現時点においては、ほぼ断絶している。これは、私権原理にしがみつき暴走につぐ暴走を続ける金貸しやその手先=特権階級と、私権原理から共認原理に転換し、女原理に導かれて充足基調や企業の共同体化を進めている一般大衆では、よってたつ原理がまったく別物になってしまったからである。
はたして、断絶を深めてきたこの二つの世界に(その断絶の先に)再接点は生じるのか?
接点といっても、充足基調、実現の論理に立つ大衆の世界において、否定の論理に基づく旧型の(例えば特権階級打倒をスローガンに)革命が起こるというようなことは非常にイメージしにくい。事実、「小沢バッシング」にしろ「郵政をめぐる権力闘争」にしても、大衆はまるで別世界の出来事であるかのようにスルーしてしまっている。あるいは、判断保留でフリーズしているというべきだろうか。

暴走する特権階級の世界を、「暴走トラック」のイメージで捉えるならば、「破滅」「バラバラに分解」あるいは「崖に突っ込んで奈落の底へ転落する」ということになるが、おそらく、既に特権階級の世界は、いくつものブレーキ=安全機構を破り続けて、今や崖を飛び越えて空中浮遊しているのではないだろうか。そして、自滅することが確実であることを大衆は潜在思念で捕らえているからこそ、「勝手にやってれば」とスルーしているのではないだろうか。

つまり特権階級はもはや大衆との接点を持とうとも考えていないし、大衆は大衆で既に空中浮揚している特権階級など無視しているというのが、現状なのではないか。

しかしながら、暴走し破滅するからといって、特権階級の世界が大衆の世界と全く無関係であるということにはならない。特権階級が作り出している様々な制度は、大衆の世界を拘束している。しかも、彼ら特権階級は変わるつもりも能力もないのだ。
二つの世界が断絶したままでは、特権階級の暴走を止めることはできない。たとえ彼らが自滅してくれても、国債という重石は、私たちの生活を蝕むし、失業(役割の喪失)という現実、情報統制という現実は共認充足を求める私たちの共認世界に大きな影響を与える。だとすれば、二つの世界の接点は、大衆の側からつくりだしていくしかない。

●空中浮遊する特権階級(金貸し、官僚、マスコミ)に止めを刺すのは、大衆発の社会共認を受け止める政治家たち

おそらく、そのような大衆発の社会共認を受け止める形で、現在の特権階級に止めを刺し、制度の壁を突き崩す役割を担うのは、政治家になるのではないだろうか。

官僚やマスコミが、制度の枠内で特権を貪り大衆から遊離し、まさに空中浮遊しているのに対して、政治家は地元(講援会etc)という根っこを持っている。彼らには選挙という洗礼があり、後援会etcを通じて、大衆の現実とつながっている。要するに、根無し草の官僚やマスコミと違って、政治家には地元民という根っこがある。だから現に、ロックフェラーによる官僚、マスコミ支配が徹底した現在においても、デビッドは政界の一部の政治勢力しか支配できていない。

ドル暴落後の大恐慌下では、至るところで答えを求める大衆の草の根共認の場が形成され、その多くが情報を求めてネットに収束してゆくだろう。そして、やがて国家紙幣、金融規制、マスコミ規制、官僚交代制(参勤交代制)を主張する新政治勢力が登場するだろう。この新勢力が成長してゆけば、旧政治家は大衆発の社会共認に寄り沿おうとする勢力と、あくまでも金貸し特権階級の側にしがみつこうとする勢力に二分される。おそらく労組系、地元系、欧州貴族系(鳩山グループ)及び小沢系は分裂し、その一部は大衆の側につくだろう。そうやって新勢力主導の新政権が樹立される。

勿論、断絶したこの2つの世界をつなぐためには大衆の側が、単なる遊びの話や仕事のマジ話というレベルからジャンプアップして、政治や経済や世界の話へ、つまりは「社会的共認形成」へと向かって行かなければならない。

「特権階級の世界」と「大衆の世界」・・・2つの世界の断絶と接点こそ、継続して追求すべき最も新しいテーマであるように思う。
 
 
  この記事は 236240 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_236272

 この記事に対する返信とトラックバック
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【10】:特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点⇒新政治勢力の台頭 「日本を守るのに右も左もない」 11/07/09 AM01
240189 旧い運動方式だが、案外いけるかもしれない、デモ 匿名希望 10/11/01 PM04
「特権階級の空中浮遊」とはどういうことなのか?(6)〜“民主党攻撃を強化せよ!徹底的にやれ!” 「日本を守るのに右も左もない」 10/10/25 AM11
238276 特権階級の意識と大衆の意識の違いとは? ノン 10/09/21 PM11
特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(2)〜戦後日本の意識潮流とマスコミの第一権力化 「日本を守るのに右も左もない」 10/09/11 PM10
特権階級の空中浮遊とは、どういうことなのか?(1)〜特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点 「日本を守るのに右も左もない」 10/09/04 PM07
237204 特権階級を制する、大衆発の政治勢力はどのようにして生まれてくるのか? 橋本宏 10/09/02 PM07
237123 10代は、すでにジャンプアップしている。 阿部佳容子 10/09/01 PM01
236814 特権階級と大衆の接点 もりちゃん 10/08/26 PM10
8/10なんで屋劇場レポート(4) ドル暴落→世界秩序崩壊で大衆の意識はどう変わる?「金貸し・特権階級の世界」と「大衆の世界」・・・2つの世界の断絶と接点 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 10/08/23 PM10
庶民による社会統合気運の高まり その最先端の潮流を探る10 〜勉強会収束の潮流⇒勉強会のネットワーク化〜 「日本を守るのに右も左もない」 10/08/23 AM00
8/10なんでや劇場レポート(5) 特権階級の世界と大衆の世界の断絶と接点 「日本を守るのに右も左もない」 10/08/20 AM00
236434 将来、小沢は打倒官僚のために自民党と組む 狒狒 10/08/19 AM00

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
新しい潮流1 社会捨象→不全捨象の充足基調(’70・’80年代)
新しい潮流2 私権統合の崩壊と社会収束の潮流(’90・’00年代)
新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積
新しい潮流4 言葉それ自体が引力を持ち得ない時代
新しい潮流5 実現派は仲間収束から社会収束へ
新しい潮流6 解脱仲間から認識仲間への逆転
仲間圧力と認識仲間
新しい潮流は、新しい人間関係を必要としている
市場社会の、カタワの「集団」
本当は、「集団」に入ったのではなく、社会に出たのだ
古い人間関係は、影が薄くなるばかり
関係パラダイムの逆転1
関係パラダイムの逆転2
活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
収束不全発の適応可能性の探索、その深くて強い引力
充足基調から探索基調への転換
'90年代の危機感と変革期待の行方
秩序収束と答え探索の綱引き
潮流2:戦後日本の意識潮流
潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束
潮流9:経済破局を突き抜けてゆく充足・安定・保守の潮流
今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(1) 共認充足が最大の活力源。'10年代はそれだけで勝てる
市場時代の共認非充足の代償充足⇒解脱(芸能)埋没
'70年〜現代 収束不全⇒本能的な秩序収束⇒課題収束⇒認識収束
現代〜近未来 対象への同化こそが新しい認識を生み出す
大学生が授業に出るのはなんで?
「やりがい」に潜む社会的欠乏
カリスマ 〜自分たちが共認できる価値観への評価収束〜 
仲間収束 2:一人でできない子
「働きたいから働こう」という意識
快美欠乏に替わって、認識の統合が最高価値になった。
判断の土俵とは、人々の潜在思念が作り出した共認圧力の場
『必要か否か』が環境問題に対する基底的な答えになる
芸能か、認識形成か

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp