暴走する悪徳エリートの所業
220362 試験制・官僚制の弊害A〜戦後の日本再建から現在の暴走へ〜
 
村田頼哉 ( 37 企画 ) 09/11/23 AM08 【印刷用へ
引続き、「日本版科挙は明治―平成王朝を滅ぼすか(リンク)」より引用

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私は東大法学部を出て官庁に就職した人を何人か知っている。中には同級生もおり彼らの本音を知っているが、彼らの本当の目的は給料の安い次官や局長になることではなく、もしある会社に直接就職していたら幹部になるには熾烈な競争と運とコネがなければなれないが、官庁の利権をお土産にすればいとも簡単にそのある会社は彼が能力が無くても官庁の利権に目をつけ幹部に採用するのである。つまり天下りである。この制度は戦後の日本が貧しい時代にはそれなりに成果を収めていた。霞ヶ関の殆んどの役人は精励潔白で自分たちが日本の再建を背負っていると考え退官した後も民間に入り指導をし官民が共に日本再建に向けて歩む役割を果たした。

しかしこのような風潮は戦後十数年で私の同級生が官庁に就職する時代、つまり昭和三十年代後半以降は自分の利益しか考えなくなり、子供の頃から行儀がよかった優等生たちが、今や天下りを繰り返し税金泥棒になっているとは目を覆いたくなる惨状である。

よく考えてみれば彼ら優等生は我々が喧嘩や野球を通じ親に反抗し子供ながら死に物狂いで毎日を送っていたころ、大人しく親のいうことを聞いて勉強に没頭し我らの仲間に入ろうともせず、我々も軟弱な彼らなど仲間に入れようとしなかったが、今になって考えれば様々な体験を通じ大回りをしたかも知れないが全うに生きている我々に比べ、頭脳が明晰で勉強熱心で娑婆の経験が少ない者たちが税金泥棒になり国家が傾く原因を作っているのは実に皮肉である。

(引用終了)
 
 
 
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