心の本体=共認機能の形成過程
213581 ドーパミンプラス回路とオキシトシン親和回路の結びつきが、真猿闘争集団を生み出した
 
西谷文宏 ( 32 建築設計 ) 09/08/25 PM08 【印刷用へ
>親和(スキンシップ)は皮膚感覚を発達させ、より不全感を解消する効果が高いプラス(快=ドーパミン)感覚回路を親和回路の周囲に形成してゆきました。このプラス回路(ドーパミン)は、全ゆる不全感覚を捨象する(マヒさせる)事が出来ます。
>原猿弱者たちは、このプラス回路によって怖れや怯えや危機逃避をマヒさせ=捨象し、仲間プラス、縄張り闘争プラスへとプラス共感収束することによって、約3000万年かかって遂に闘争集団を形成し、縄張りを確保する事が可能な段階に達します。(1612

ドーパミンは、「快感神経」と呼ばれるA10神経で大量に分泌される。このA10神経は脳幹の中枢に端を発し、本能行動中枢・情動行動中枢である「視床下部」、大脳の中では古い起源を持つ「大脳辺縁系扁桃核(怒り・怖れ・警戒心に関係)と側坐核(行動・意欲に関係)」、観念を司る新しい脳大脳新皮質のうち、快感覚を生み出す「内窩皮質」、記憶・学習に関わる「海馬」、創造力を担う「前頭連合野」などに繋がっている。

この神経回路は、人類だけでなく真猿類でもほぼ同等であり、快感覚神経(内窩皮質)、怖れ・警戒心に繋がる神経(視床下部及び大脳辺縁系扁桃核)と結びついていることから、ドーパミン回路が高いプラス感覚を生み出し、(怖れ・怯えなど)全ゆる不全感覚をマヒさせて、原猿弱者(=初期真猿)を闘争プラスへ収束させたことは、脳回路的にも納得が行く。

一方で、このドーパミン回路による「闘争プラス収束」が「仲間プラス収束」と脳回路上どのように結びついているのか(どのようにして闘争集団を形成したのか)に関しては、イマイチすっきりしていなかった。
上記投稿において書かれている「プラス感覚回路を親和回路の周囲に形成した」ことが、「仲間プラス」と「闘争プラス」を結びつけるポイントだと感じ、追求してみたところ、両者の関係性を脳回路的に証明する事実を発見した。

>親子の愛情にもA10神経を流れるドーパミンが関係しています。ドーパミンは快感を生むだけでなく親子を結びつける働きをするオキシトシンと言う物質を、視床下部で生み出しています。画面中央にあるオキシトシンのニューロンを茶色いドーパミンの流れる神経繊維が取り囲んでます。ここからドーパミンが放出されるとその刺激でオキシトシンが分泌されるのです。これまでオキシトシンは出産や授乳のときに母親の体内で働くホルモンだと考えられてきました。しかし、最近脳の中でも働く物質だということが分かってきたのです。
 脳の働きが異なる2種類のねずみから、オキシトシンの新たな作用が発見されました。これは、プレーリー・ボールという、家族単位で生活するねずみです。つがいの雄と雌はいつも一緒です。こちらはモンテン・ボールの夫婦です。普段は分かれて生活しています。この2種類のねずみは、とてもよく似ていますが、脳に大きな違いがあります。画面の緑色は、オキシトシンを受け止めるレセプターのある場所です。左の家族性ねずみのほうが右の単独行動型ねずみよりも、オキシトシンのレセプターが多いことが発見されたのです。
 生まれたばかりの赤ちゃんを母親と引き離した場合、この2種類のねずみの行動には、歴然とした違いが現れます。
 オキシトシンレセプターの少ない単独型の母親は、赤ちゃんに無関心です。赤ちゃんもあまり母親への執着はありません。一方、オキシトシンレセプターの多い家族性ねずみのほうは、母親は、赤ちゃんが心配で、すぐに駆けつけて保護します。赤ちゃんも懸命に乳首にしがみつきます。動物には本来、自分以外の生きものを恐れる原始的なの本能があります。オキシトシンは、この不安を打ち消して。親子の強い結びつきを出す役割をしていたのです。(NHKスペシャル 脅威の小宇宙人体Wより引用)

オキシトシンは親和回路と結びつく物質であり、共認回路を生み出した原回路の一つである。(実現論1_4_04

脳回路上、ドーパミン回路はオキシトシン分泌回路と結びついている。
その為にドーパミンの分泌によるプラス感覚=不全感覚捨象⇒「闘争プラス」と、オキシトシン→共認回路作動による「仲間プラス」が結びつき、原猿”弱者”から闘争集団化(=真猿集団化)することが可能になったのだと考えられる。
 
 
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