209508に続き、リンクより引用
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■4.スイスのプライベート・バンクの仕組み
風光明媚な湖畔にあるチューリッヒに多いプライベート・バンク(PB)では、「預金通帳」は存在しません。預金をしたという事実が、銀行の口座に金額として、記録されるだけです。
多くはタックス・ヘブン(租税回避地)が、本拠地になっています。
スイス国内に窓口があっても、帰属は世界のタックス・ヘブンです。
預金の内容と名義は、マネーロンダリング(資金洗浄)等の犯罪が絡むものでない限り国内法では開示しない。
*兆円を入れる口座開設は、国家や、どこかの財務省の高官、あるいは世界的な超大手金融機関の関与がない限り、不可能です。ファンドでも無理です。個人が行えば銀行中で大騒ぎになる。というより、銀行が国家レベルの巨大犯罪を疑い、口座は作れません。
プライベート・バンクからは、預金者がスイスで口座を作るとき指定した(私書箱を含む)住所に、残高記録が定期的に送られてきます。
預金を引き出す方法は、3つです。(注)基本は相互信用です。インターネットでアクセスできる暗号口座は、当然にありません。
(1)口座を作るとき登録したものと同じ人がサインをした指定用紙を送り、引き出す。登録するサインは、複数でもいい。
(2)お互いに顔を知っている担当者に、振り込み先を国際電話で言う(後で、サインが要ります)。
(3)AMEXやVISA等の使用金額が無制限の、普通のクレジットカードで買い物に使う。米国では、住宅や高級車もクレジットカードで買う人が相当数です。(これは個人のレベル)
■5.タックス・ヘブンの総資金は1000兆円
タックス・ヘブン(租税回避地:内容が不明)にある資金量は、オバマ政権の最近の調査では1000兆円(多くが金融機関とファンド)とされ、それらの資金における米国での脱税額が、25兆円と見積もられています。
今、世界の金融資産は、何事においても巨額です。
ブッシュ政権の時代は、これらが、明らかにならなかった。
タックス・ヘブンの口座の1000兆円と言えば、日本の銀行への個人預金量(786兆円:08年末:日銀統計)より多く、米国の全銀行の預金量(約1000兆円)に匹敵します。
国債を含む債券・証券・株の、もっとも大きな売買は、タックス・ヘブンからの資金です。例えば、わが国の株の売買でも、ガイジンが50%〜60%です。ガイジン・ファンドの多くは、タックスへブンを本拠地としています。
世界に著名な、フォーブス番付の、最上位の資産家の、米国からの課税を逃れる巨額資金の可能性も、ゼロとは言えません。オバマ政権は、タックス・ヘブンの資金への課税を行う方針を、明らかにしているからです。
ただし個人が行うには、危険すぎます。この筋はないでしょう。
課税する米国政府や日本政府に、必ず、分かるからです。
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引用以上(続く) |
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