アメリカ→官邸→マスコミによる支配
209508 ビジネス知識源(吉田繁治):ミラノの奇妙な事件3〜今年4月の日本国債偽造事件も“本物”?〜
 
SE_Hacker ( 40+ ) 09/06/25 PM01 【印刷用へ
209507に続き、リンクより引用
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[注:もうひとつの事件]
調べたら、09年4月上旬にも、同じミラノで、日本人が運搬に関与したと見られる、額面200億ドル(1.9兆円)の偽造とされた日本国債の、押収の事実があったとのこと。(毎日新聞JP) これも変です。なぜ、連続して、起こるのか?リンク

▼日本国債も今は券面がない

日本の国債も、米国債と同様、2003年1月27日(社債等の振替に関する法律)で「無券面化」されています。日本銀行が、国債の売買(持ち手の移動)に関する記録をしています。偽造を防ぐためでもある。

国債を買う人は、証券会社または銀行に「国債の振替口座」を作り、その振替口座に、買った国債の金額が記載されます。数字が書かれた「預金通帳」と同じです。預金通帳そのものは、有価証券ではなく、他人に譲渡できません。

国債の紙の券面を、国に要求しても、発行されません。上場会社の株券が、電子化され、ペーパーレスになったのと同じです。証券会社等の株式口座の残高になり、売買は口座金額の振替処理です。預金通帳と同じです。

以上から、1.9兆円の金額の日本国債も、券面として持ち歩けば、偽物とされるのが当然でしょう。以上は、事実からの推理です。

以降は2つの事件の、論理的な推理です。

■3.推理

▼イタリア警察に、相次いで押収された、
(1)紙の券面としての1.9兆円の相当の日本国債(09年4月)、
(2)13兆円(09年6月3日)の米国債には、
財務省の印(日本国債)、または財務長官(米国債)のサインがあった。つまり本物だった。(仮定)

政府が要求すれば、米国財務省は券面を発行します。
また、1980年以前の、例えばケネディ債は券面があります。
国債券面をもつことはできるのは、政府筋ということになります。

イタリアの法では、不法に国外に金品を持ち出したことが発覚すれば、密輸として額面金額(または価値)の40%が罰金として徴収され、イタリア政府の収入になります。(事実)

上記の合計は14.9兆円です。政府の発行という根拠がある本物なら、約6兆円が、イタリア政府に入ります。法外な額です。仮に、日本政府か、政府筋がからんだ本物なら、6兆円の巨額損が生じます。

▼捕まったと通告を受けて、慌てた日米の財務省の関係筋は、イタリア政府に対し「真っ赤な偽物」と断定した。あるいは、政府間でなんらかの「取引」がされた。(推理)

【変な事実】
日本人とされる2人は、「偽物」とされたあと行き先も把握されず、釈放されたといいます。これも変です。

犯罪が多いイタリアでも、警察は犯罪や詐欺の可能性を疑い、背後やルートを捜査するのが普通でしょう。偽物と分かって、すぐ釈放し、行き先も不明というのは変です。従ってどこかの政府が関係する、しかるべき筋の人物としか思えないのです。

逆に、だれも信用しない[子供銀行]のおもちゃなら、なぜ、イタリア警察に、尾行の内通があったのでしょう? 

例えば私が、来週NYで[$5億の米国債:財務長官のサイン]とパソコンで作った紙片を、意味もなく持ち歩くこともできます。これが、NY市警に内通されるでしょうか? 警察がとりあうでしょうか?

▼推理

両方とも、目的地はスイスでした(報道の事実)。本当はしかるべき筋の本物が、スイスで極秘に換金、または担保に差し入れされようとしていた。それで得る金額は全部、プライベート・バンク等への、口座振り込みでしょう。(推理による仮定) 13兆円もの米国債をもつのは、国家でしかありえません。

【現金への換金ではあり得ない】
1万円札で1兆円の現金を持ち歩けば、1億円が約10キログラムですからその1万倍(10万キログラム=100トン)です。米国債の額面は、13兆円もあったと報じられています。

1兆円でも4トントラックで25台の、現金を積んだ行列。いかにも、目立ちます。13兆円なら325台。運搬は不可能で、摘発は必定。

つまり480億円(重量4.8トン)や1兆円スケールの現金への換金は、天地がひっくり返っても無理です。およそそうした現金紙幣は、どの銀行にもありません。

スイスのプライベート・バンクの口座は、開設するとき、担当から「信用できる」と審査されない限り、開かれません。つまり、足がつきます。偽造団の偽物が、現金に換金されようとしていたというのは、無理です。信頼される筋の、口座へ入金でなければならない。

【論理的な結論】
●結論的な推理を言えば、どこかの偽造団がスイスでの換金のために、日本国債(1.9兆円分:4月)、米国債(13兆円分:6月)を偽造したということは想定しにくのです。偽造なら、粗悪ではなく、すこしでも本物に見えるように行います。

しかし券面の国債は、本物であっても窓口での処理はなく、発行した日米の政府に銀行が問い合わせ、券面に書かれている所有名義人にも問い合わせます。

1点の疑問も残らないように厳重にチェックされます。偽ならすぐ分かります。つまり偽物を、現金に換金する手段、または振り込みしてもらう手段は、皆無です。

換金の手段がないから、耄碌(もうろく)した数兆円の超大金持ちで、一人住まいの老人に売るしかない。しかし、そうした人は、100%執事やプライベート・バンクを、かかえています。この想定も無理です。
1枚の券面480億円のものを信用し、買うはずもない。

超資産家でも、巨額の現金を、家にもつ人は、いません。耄碌(もうろく)した超資産家で、現金を巨額に家にもつ人を、偽造団が知っているなら、ニセ国債をつくるような無駄なことはせず、強盗に入ったほうが簡単です。

資産家の現金は銀行預けです。従って、その国債の券面を、代理人の銀行の担当が駆けつけてチェックします。
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引用以上(続く)
 
 
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