共認心理学:現代の精神病理
208394 パトロールや防犯カメラよりも花を植えることの方が防犯効果が高い!?
 
西村秀彦 ( 34 技術者 ) 09/06/08 AM00 【印刷用へ
花や農作物がきっかけとなって人のつながりが再生されていくことで、街の安全性も回復していくようです。

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 東京都杉並区が、人通りの少ない路地裏で花を育てるなど、街を美化する取り組みを進めたところ、昨年1年間の空き巣被害が、近年では最多だった2002年に比べ、4分の1以下に減ったことがわかった。

 地域の人たちが花の世話や観賞のために路地を行き来することによる「監視の目」が防犯に役立っているとみられ、全国の自治体から視察や問い合わせが相次いでいる。

 杉並区には狭い路地に家が密集する地域が多く、かつては空き巣多発地域として知られていた。00年に1353件だった空き巣被害は、01年に1485件、02年には1711件まで増加した。

 こうした状況に危機感を抱いた区では03年10月、自主防犯パトロール隊への支援策などを盛り込んだ「安全美化条例」を施行。協力が得られた住民の自宅周辺に防犯カメラを設置し、警視庁OBによるパトロール隊も結成するなどした結果、03〜05年の被害は何とか1000件前後に抑え込んだ。

 ところが、06年には1206件と増加に転じた。このため区は、なぜ被害に遭うのかを探ろうと、05年に空き巣に入られた100世帯を対象に調査を実施。その結果、玄関先や庭先に花を飾っている家の被害は2軒しかないことがわかった。

 そこで区は、「花咲かせ隊」を公募するなど以前から行っていた「フラワー作戦」を06年以降、本格化させた。人通りの少ない路地裏の花壇や玄関先に草花を植えてもらおうと、年約600万円の予算をつけて花の苗や種を地域住民に配布。花咲かせ隊は、現在では109団体872人の住民が登録するまでに増えた。昨年からは小学生などの手も借りて、区内で3000か所ほど確認された落書きを消す活動も進めている。

 こうした取り組みもあり、一昨年の被害は過去最少の385件に減少。昨年も387件、今年は4月末までの被害が118件で、過去2年をさらに下回るペースになっている。

 通行人も花に関心を持つようになり、人通りがまばらだった路地裏にも人の姿が見られるようになった。同隊の活動に参加する主婦佐山朝子さん(59)は「街の美化と防犯の一石二鳥。活動を通じて近所付き合いも前より密接になった」と話す。

 同区の取り組みに協力する警視庁の幹部は「防犯対策の基本は地域の人が外に出て人の目を増やすこと。こうした地域一体の対策は、多くの自治体で犯罪抑止の参考になる」と指摘する。実際、杉並区には昨年だけで、静岡や沖縄、福岡県などから約20自治体の担当者が視察に訪れ、今年も視察希望が寄せられているという。

「路地裏の花で防犯効果、空き巣被害4分の1に…東京・杉並」
(2009年6月6日18時05分 読売新聞)
リンク
////////引用終了////////

防犯対策としては、パトロールや防犯カメラよりも、花を媒介として生み出される人つながりの方が、効果があるというのは、意外なことのようですごく納得がいきます。

共認動物であるという事実認識に立てば、犯罪に対する監視や規制を強化するよりも、共認充足が得られる場、共認圧力が働く場を築いていくことの方が、答えになることは明らかです。

やはり自然の摂理へ立ち返ることが、安心基盤を創っていく上でも重要であると実感しました。
 
 
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208589 街全体で知の共有を実現する。「シブヤ大学」 川井孝浩 09/06/11 PM05
花を植える効果☆+゚ 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 09/06/10 PM05

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