市場原理
198792 奴隷制度の廃止は、市場社会の拡大の結果だった
 
樫村志穂美 ( 26 OL ) 09/02/01 PM06 【印刷用へ
アフリカから買ってまで欧米に連れてきていた奴隷が、19世紀以降、廃止されていったのには、ちゃんと訳があった!!

この頃、欧米社会は、それまでの農業中心の社会から、工業中心への社会へと変っていく過渡期。
アフリカから連れてきた奴隷は、大規模農業主に買われ、その元で農奴として働いていた。農奴ということは、病気にならずに、働き続けてもらう必要がある。そのためには、ある程度の面倒をみる(食事を与える)必要がある。その代わり、賃料は支払わない。

しかし、工業社会になるとどうだろう。工業製品を、奴隷に与えても、奴隷の面倒を見たことにはならない(工業製品だから、当然食べられないし・・・)。
しかも、工業製品は、誰かにそのまま与えても、一銭の利益も生まれない。誰かに売ってナンボのもの。消費者が必要というわけだ。
ということは、奴隷を奴隷として面倒見続けるより、僅かでも賃金を与え、消費者にした方が、工業社会ではいいということになる。

これは一見、奴隷が奴隷制度から、『自由と平等』の名のもとに、解放されたように見える。
しかし、僅かな賃料で、生活の全てにお金がかかる世の中に放り出されれば、待っているのは、自己責任という名の下での飢えと貧困だ。

結局は、“農奴”という立場から、“賃奴(賃金奴隷)”という形に変っただけ。
今の、大量の貧困層を抱えるアメリカを見れば、『自由と平等』が欺瞞であるということがよ〜くわかる!!
 
 
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