’70年貧困の消滅と私権の衰弱
192055 不正・不祥事の続出は、指揮系統の末路の姿
 
匿名希望 08/11/12 PM11 【印刷用へ
>福知山線脱線事故にしても、耐震偽装にしても、日銀総裁のファンド投資にしても・・・・なんで? と思うほどのミスや不始末が多発する傾向が増大している。しかも、老若を問わず、在り得ないようなレベルのものまで出てくる始末!
>なぜ事態はこんなにも悪化する一方なのか?
「ミス大爆発⇒警戒心発の集中力はガタガタ⇒共認圧力発の集中力を形成するには?」126646

ミス大爆発の原因として、私権圧力の衰弱→警戒心発の集中力の衰弱という分析は間違っていないが、上記投稿(2006年6月)以後も民間企業でも官庁でも、ミスに限らず不正・不祥事は増える一方である。しかも、それは組織内部において薄々はわかっていたものがほとんどらしい。これは単なるミスに留まらず、問題や不正の隠蔽ということである。それが発覚して不祥事が明るみになるという構造だ。

しかし、問題の隠蔽は今に始まったことではない。歴史的にみても、指揮系統上の下の者が、自分に都合の悪いことは報告せず、その結果として戦いに敗北した事例は無数にある。

つまり、問題の隠蔽は私権圧力⇒序列原理の統合様式である指揮系統が構造的に孕んでいるものだと考えられる。

指揮系統は上意下達のライン(単線)で構成される。指令を受ける担当は一人である。他の人は誰も知らない。だからラインのどの段階にでも隠蔽が可能である。

とはいえ、私権圧力が大きく力の原理が強烈であった時代は、万一隠蔽がバレたら即打ち首であり、その恐怖の力で隠蔽が一定抑えられてはいた。ところが'70年貧困が消滅し、私権圧力⇒序列原理が衰弱すると、民間企業も官僚機構も不正のオンパレードとなってきた。

言うまでもなく、自分に都合の悪いことを隠蔽することは、組織全体の課題が捨象される(なかったことにされる)ということであり、その組織にとってトラブル・大損失をもたらす、組織破壊行為である。さらに、各成員にとっても、隠蔽によって課題を捨象する(自分の頭の中でも課題がなかったことにする)ことは、思考停止そのものである。

つまり、今や指揮系統は集団にとっても成員にとってもマイナス以外の何物でもなくなったということではないか。'70年頃から私権圧力が衰弱し始めて40年近くが経った。この間の不祥事・不正の続出は、私権統合・序列統合の産物である指揮系統が末路を迎えたことを表しているのではないだろうか。

逆に言うと、共認原理に即した組織体制・統合体制に転換した集団が勝つ基盤が登場したということでもある。金融破綻に端を発する世界的な大不況と金貸しの没落⇒私権原理の終焉の流れがその動きを加速するはずである。
 
 
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