社員の活力を引き上げるには?
183375 悉く「集団を破壊する」方向へ向かう企業を取り巻く外圧にどう適応するか!?
 
かなめんた 08/08/15 PM10 【印刷用へ
>個人ではなく、組織をどうする?という視点に気づいていない経営者の方は、多いと思います☆(183270)

序列原理できっちりと統合された私権時代の企業にとって、ミスや不祥事を、ある個人のせいにして集団を守るという行為は当たり前だったのかもしれない。それは集団として私権を獲得していくという企業の目的と、個人が私権を獲得していくという目的が社会の期待としても合致していたからだと感じる。

私権時代の生存圧力下においては、その集団統合自体が力の原理に基づく利権争いでもあるから、当然個人のミスは別の個人の攻撃対象となる。ある個人のミスは当然、個人に帰結し、「集団(オレ)の足をひっぱるな!」という制裁でもあったに違いない。
そこではある意味、ミスの根本問題はどうでもよく、だれに責任を取らせるか?が第一課題となるのだろう。

しかし、現在は序列に替わる共認という統合様式に移行できず、集団統合がうまくいかなくなった。
しかも過保護で自己中な若者がどんどん増加。部下は上司の言うことを聞かず、新人は3年で多くが辞めてしまう。また、残った社員も「ありえない」ミスや不祥事の多発という生産過程での問題を起しはじめている。
そして労働法の度重なる改正や是正勧告、会社法改正、派遣社員、パートの増加による正社員率の減少、そして公益通報者保護法による内部告発の激増など企業をとりまく社会外圧は悉く「集団を破壊」する方向へ向かっている。

組織統合、集団統合をどうする!?=この外圧に適応することは今、まったなしで企業にかかる課題なのだと思う。

そこでは「個人をどうする!?」は劣化した課題にすぎない。むしろ、成果主義や個人スキル偏重は集団破壊の片棒をかつぐことにもなっている。方針=答えが出ないから個人のせいにするともいえるが、個人のせいにしているから方針=答えが出ないとも言えるのだ。
 
 
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