アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
180182 連邦準備制度についてロン・ポール語る
 
猛獣王S ( 30代 営業 ) 08/06/28 PM01 【印刷用へ
『連邦準備制度についてロン・ポール語る』(豆長者)リンクより転載します。
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◆連邦準備制度についてロン・ポール語る

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2008年6月25日

本日、連邦準備制度理事会(FRB)が、フェデラル・ファンド金利の誘導目標を年2%に据え置くと発表しました。またしても、彼らは価格や金利を決めるということをやりました。これは資本主義や自由市場とは何の関係もないものです。いつかは何とかしなければならない問題です。なぜなら、連邦準備制度のような内部の公開されない秘密の組織に、金利を決定するような法的な権限などないからです。

連邦準備制度がこのような発表を行うやいなや、次回の6週間後にはどうするのだろうか、連邦準備制度は何をするのかというような予測が、またもや始まります。これは市場で何とかしようというものではありません、連邦準備制度がどうしようとしているのかということに、いつもなってしまうのです。しかし、2%と決めても彼らはどうしようもない状況にあるのです。これは金融緩和の低金利の資金です。このように金利を人為的に低く維持するために新しく創造されたお金はインフレを誘発します。

ここで重要なことは、彼らには、金利がどのくらいがいいとかは分からないということです。皆さん、投機家たちについて話しています。エネルギー価格がこんなに高騰しているのは、投機家たちのせいだと言います。しかし、本当の投機家であり、市場を操作しているのは、連邦準備制度なのです。なぜなら、彼らは金利を決める権限で権力を握っているからです。
市場、そこでのエネルギーやその他の品目の価格決定こそ、欠かせない非常に重要なものなのです。連邦準備制度に金利の設定を許してしまうこととは根本的に違うものなのです。

しかし、連邦準備制度も本当に苦境に陥っているのです。なぜなら、もし、金利を今すぐに上げると、インフレで膨れあがった経済は減速してしまいますし、もし、さらに金利を引き下げると、ドルのインフレを加速させることになります。今現在、2%ということですが、どういうことかと言いますと、政治ゲームの終わる選挙後に、彼らは金利を上げて、苦悩と不況を引き起こすのです。それは連邦準備制度の今までの活動によるすべての間違いを正すためにそうせざるをえません。

しかし、彼らは今も主張しています。そんなに大したインフレにはなっていないと。多少、心配する程度だと。消費者物価指数(CPI)が2ないし3%くらいだと、たしかにそんなに悪くないと思うかもしれません。しかし真実は、連邦準備制度が以前に採用していた古いやり方で消費者物価指数(CPI)を測定すると、インフレのレベルは、12%になるのです。このことは人々には分かります。生活費は急上昇しています。それを埋め合わせていくのがとても大変になっています。しかし、彼らがいつも話そうとしないのは、通貨供給量がどうなっているのかということです。公式の統計を見てみれば、まあそんなに悪くないと。急激には増えてはいないと。

しかし、数量が見あたりません。彼らは発表しないのです。通貨供給量を示す指標M3をです。16%という高水準にあります。MZM(Money Zero Maturity)という指標ともに16%に上がっています。インフレ、通貨膨張のかたまりであり、私たちのお金ドルの価値が大きく下がっているのです。

この3年間で起こったことを見てみますと、連邦準備制度は、部分準備銀行もあわせて、この制度を通して、4兆ドルものお金をホイホイと新しく創造したのです。そんなお金がひとたび流通しはじめると、人々は苦しみます。なぜなら、物価が上がるからです。どの物価がいつ上がるのかは分かりません。そして今、それがやってきたのです。それはこの10年間の通貨供給の膨張に対するものです。

食糧、エネルギー、医療費、教育費について価格が上昇している状況にあるのはそういうわけです。なかには、この価格上昇を企業経営者たちにその責めを負わして罰そうとしている人もいます。しかし、インフレの本当の原因については話したがりません。今、ガソリン1ガロン当たり4ドルになったと気をもんでおられるなら、8ドルになる心配をしたほうがいいかもしれません。なぜなら今も価格は上昇し続けているからです。

このようなことになっている原因のひとつは、私たちの無責任な議会にもあります。彼らは財政支出を削減しようとしません。追加予算案では、軍事費も国内向けの支出も増加させようとしています。しかし、そんなお金を私たちは持っていません。最近は、経済を支えて助けるためだとやっていますが、そんなお金も存在しません。そのお金を借りることもできません。近頃は、外国人も貸したがりません。

さあ、どうする?

短期国債も長期国債もいつも連邦準備制度に送ります。連邦準備制度はお金を何もないところから創り出します。そして、何でこんなに物価が上がるのかなどと私たちは言っているのです。私たちはとても危険な時代に生きています。こういったこともやがて終わります。

私たちには何も明かさない秘密主義の組織、連邦準備制度が、あるべき適切な金利の値を知っているのだなどという考え方、発想を受け入れられないのであれば、私たちは、金融政策、通貨政策というものを理解せねばなりません。人々や議会が、現在の金融制度、通貨制度に対して、その正当性を全く疑うこともなくまた続けられていくのです。私たちはこの制度はおかしいのだと異議を申し立て拒絶するのが早ければ早いほど、どうしてガソリンの価格が高いのかを理解するのが早ければ早いほど、私たちの暮らしは良くなるのです。

 〜後略〜
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