西洋医療と東洋医療
161147 肉食が体力が出るというのは真っ赤な嘘!(ベルツの日記より)
 
田野健 HP ( 46 設計業 ) 07/09/12 PM11 【印刷用へ
マクガバン氏と同じように日本人の食生活に関心をもった西欧からの学者は少なくない。かなり有名な話だがベルツというドイツの学者の逸話がある。

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明治維新で政府は医学の近代化を図るためにドイツ医学を模範とし、食生活においても有識者や政府は熱心に肉食を進めていた。ただし、お雇い外人教師として来日していたベルツは日本食のよさによる体力の優位性を認識しており、安易に洋食化することを批判していた。

>著書「ベルツの日記」に、当時の日本人の体力に驚いたとエピソードに書かれている。ベルツ博士は、東京から110km離れた日光に旅することになり、馬を6回取り替え、14時間かけやっとたどり着いた。もうひとりの人は人力車を使って日光に行った。馬と人力車はどちらが早く着いただろうか?人力車はなんと30分遅れるだけで、それも交代なしで日光に到着している。

ベルツ博士は、人力車の車夫の食事を調べると、玄米のおにぎりと梅干し、味噌大根の千切りと沢庵だった。日常食も米・麦・粟・ジャガイモなどの低蛋白質、低脂肪の粗食である。肉も食べずにこれだけの力が出ることに驚き、そこで、ドイツ栄養学を適用すればより一層の力が出るであろうと、ベルツ博士は食事の実験を行なった。

22歳と25歳の車夫を2人雇い、1人におにぎりの食事他の1人に肉の食事摂らせ、80kgの荷物を積み、40km距離を走らせ、どちらが長く続けられるかを試してみた。結果は肉料理を加えた車夫には、疲労が甚だしく募り3日でダウンし、もとの食事にもどした。一方、おにぎりは3週間走り続けることが出来たのである。肉の食事の車夫も、食べ物を元に戻すと元気に走れるようになったそうだ。この経験からベルツ博士は、帰国後ドイツ国民に菜食を訴えたと言う。〜外国人が見た日本人の体力より借用しました。リンク

車夫は特別かもしれないが、明治初期の日本人は西欧人が驚くほどの体力があったのだ。
肉食が体力が出る、筋肉が育つというのは西欧で肉食が定着し始めたこの時代から既に疑問視されていることに注目される。アメリカでも遅れること80年、1970年にはマクガバンレポートで肉食の危険性が叫ばれており、ガイドラインとしてアメリカ人の80年以降の食生活を実際に変えていっている。しかし日本では未だにその報道もレポートも売り出されない。
事実が開示されない・・・食の本当の危険はそんなところにある。

※ドイツの医学者ベルツ博士(1849−1913)は1876 年(明治 9)東京医学校教師として来日,1905 年帰国。その間日本に約30年滞在、近代医学の発展に貢献した。
 
 
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