環境破壊
139147 環境問題を考えるための視点
 
本田真吾 HP ( 50 建築家 ) 06/12/02 PM11 【印刷用へ
マスコミを賑わす、『二酸化炭素増加による地球温暖化仮説』。これがもはや、仮説の領域から政策決定の根拠事実のように報道されている。しかしこれは明らかな偏向報道だ。このことは、本当に環境問題を解決するための事実発掘行為に蓋をして、環境悪化の原因である石油エネルギー大量消費の技術開発を促進させる。

例えば、一見石油エネルギー使用を抑制しているような、太陽光発電や風力発電は、その生産・運用・維持に渡り石油エネルギーに大きく依存していて、単純な火力発電にも劣るエネルギー効率なのである。これにより、高度先端技術を獲得できた先進国は、幻想の製品価格格差を利用して、圧倒的な有利さで市場を制覇できる。

しかし、その背後で環境破壊は加速されていく。そのような状況認識から、問題解決に向けての共認形成をはかるために明らかにしていく内容は、大きく以下の3点ではないかと思う。

一つ目は、例えば二酸化炭素温暖化仮説のような、素人でも少し調べれば解るような、恣意的な似非科学理論の矛盾点、問題点を、一つ一つ明らかにしていくこと。そして、その過程で得られる、大きな事実構造の見通しをもとに、本当に調査研究すべきものは何か?を明らかにする事。それらの共認をもとに、善良な科学者を巻き込み課題を共有すること。

二つ目は、このような誤った共認形成は、どのように行われてきたか?の調査だろう。大きくは、環境問題を隠れ蓑にした、市場第一主義が根本にある。それらを、具体的に担ってきたのは、先進国国家、巨大資本であろう。例えば、排出権取引などは、恐ろしいほどの市場原理第一の発想であり、まともに問題解決しようといている人間の発想ではないし、『環境にやさしい』という企業は、最も公害を出す製品を作る企業であるからである。

三つ目は、自らの地位や仕事のために、それをサポートする学者集団であろう。例えば、温暖化が世間で注目されるまでの気象学者は、主に軍の研究費で敵地の天候予測などを行っていた。コンピューターシュミレーション技術は、温暖化が問題とされる何十年も前から、高価なおもちゃを国家から与えられて、先端技術による国家の覇権獲得をサポートしてきた。

このような事実から、学者集団の研究費は、この温暖化問題が大きくなってきた80年代くらいからどのような変遷をたどってきたのか?今地球規模の環境問題評価のパーツになっている各研究分野は、その成立ちや歴史から、どの程度の信頼できる研究成果を出せていたのか?なども調査する必要がある。

このような幅広い事実を、調査、追求、立体的に構造化することによってはじめて、多くの人の共認形成が可能になる。今後このサイトの仲間と、このあたりを明らかにしていきたいと思う。

 
 
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