歴史
132490 『日本婚姻史』中山太郎著
「昭和3年に刊行された「日本婚姻史」」
 
みに とまと 06/09/29 PM04 【印刷用へ
『日本婚姻史』と言えば、高群逸枝のものが有名ですが、これは民俗学者の中山太郎が著し、昭和3年に刊行されたもの。今回手元にあるのは昭和31年に再版されたもので、旧仮名遣い(挿絵の説明は右から左への横書き!)と972頁という分量から、かなり読み応えがありそうです。

著者の中山氏は、岡野知十、柳田國男に師事したとのこと。ネットやパソコンのない時代に、記者をしながら、膨大な量の本を読み、話を聞きに方々に旅し、10年間で2万枚のカードにまとめたという著者の努力には、ほんとに頭が下がります。

婚姻だけでなく、各時代の離婚にも触れるなど、細かいことまで調べられていること、戦後の価値観が入ってくる前に書かれていることなど、かなり価値があると思われます。

まだまだ内容をじっくり読めてはいないのですが、目次を紹介します。(原文は旧仮名遣い+旧漢字です)

◇進化篇
第一章 共同婚…「共同婚を偲ばせる二三の古語」など七節
第二章 団体婚…「初夜権の行使は団体婚の遺風」など四節
第三章 掠奪婚…「我国における掠奪婚の初見問題」など五節
第四章 売買婚…「売買婚の初期に行われた交換婚」など四節
第五章 契約婚…一節
第六章 婚姻の種々相…「倫常を無視した定期婚」など五節
第七章 婚姻の呪術的進化…「男女の性器に施術する儀式」など十節

◇時代篇
第一章 国初時代…「我国の婚姻史は一夫多妻に始まる」など十三節
第二章 奈良時代…「当代における社会階級の瞥見」など十節
第三章 平安時代…「耽美性に養われた貞操観」など十節
第四章 鎌倉時代…「武家生活と貞操観の消長」など八節
第五章 室町時代…「娼婦性を帯びた当代の女性」など十節
第六章 江戸時代…「女大学で訓練された婦人道徳」など九節
 
 
 
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4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
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現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
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