人類の同類闘争と部族連合(戦争の起源)
131780 5500年前ごろ、城壁が出現
 
熊谷順治 ( 39 企画 ) 06/09/23 PM08 【印刷用へ
メソポタミア周辺の遺跡で城壁跡が見つかっているものを紹介します。

@北東シリアのテル・ブラク遺跡でウルク前期:5500〜5400年前の幅(奥行)2mの城壁が見つかっている。現在、これが最古期とされている。発掘されている城壁の長さ(間口)は10mほどである。城壁は北北東(河川の無い開けた)方向に対して設けられている。一部に幅1.5mほどの城門らしき出入口がある。

テル・ブラクの位置等の参考サイト:リンクリンク

A北シリアのテル・シェイク・ハッサン遺跡では、遅くともウルク中期:5400〜5300年前までには幅(奥行)約3.3mの城壁が構築された。城壁は北東に向けて作られている。発掘されている城壁の長さ(間口)は22mほどである。

(遺跡の位置は上記サイト参照、地図の左端)

Bウルク後期:5300〜5100年前になると、ハブーバ・カビーラ南遺跡で、本格的な防御施設としての城壁が出現する。この城壁は幅(奥行)約3.5m、一面の長さ(西側の間口)は500m以上に及ぶ。14m間隔でコの字型の見張り塔が配置されている。

(参考文献:岡内三眞・菊池徹夫偏「社会考古学の試み」から小泉龍人「古代西アジアの社会変化」)
 
  この記事は 131588 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_131780

 この記事に対する返信とトラックバック
中国最古の城塞都市はどこか? 「知られざる人類婚姻史と共同体社会」 06/10/27 PM04
長江中流には7000年前に城壁が作られた? 「知られざる人類婚姻史と共同体社会」 06/10/26 PM09
131998 遊牧部族の登場〜略奪闘争の玉突き 村田頼哉 06/09/25 PM04
131872 乾燥化により農耕民と遊牧民が衝突 熊谷順治 06/09/24 PM06

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 滅  亡
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
私権社会の打破のために
遺伝子の共同体
「利己的な遺伝子」を切開する 1
「利己的な遺伝子」を切開する 2
実現論の形成過程
闘争と生殖の包摂@
闘争と生殖の包摂A
自我が邪魔をして心を開けないセックス
近代思想の結果が、現代
転換期の女たち
夜這い婚
漱石をねじ曲げる「奴隷」たちへ
「自我=エゴ」を制御するもの
相手尊重の意識の原点は?
規範意識の形成の土台は? 
大転換期の予感と事実の追求
現代の神官=社会統合階級の欺瞞
個人主義者の詭弁 個人と自我
個人主義の責任捨象と言い逃れ
現状の経済システムに問題あり

『るいネット』は、35年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp