メソポタミア周辺の遺跡で城壁跡が見つかっているものを紹介します。
@北東シリアのテル・ブラク遺跡でウルク前期:5500〜5400年前の幅(奥行)2mの城壁が見つかっている。現在、これが最古期とされている。発掘されている城壁の長さ(間口)は10mほどである。城壁は北北東(河川の無い開けた)方向に対して設けられている。一部に幅1.5mほどの城門らしき出入口がある。
テル・ブラクの位置等の参考サイト:リンク、リンク
A北シリアのテル・シェイク・ハッサン遺跡では、遅くともウルク中期:5400〜5300年前までには幅(奥行)約3.3mの城壁が構築された。城壁は北東に向けて作られている。発掘されている城壁の長さ(間口)は22mほどである。
(遺跡の位置は上記サイト参照、地図の左端)
Bウルク後期:5300〜5100年前になると、ハブーバ・カビーラ南遺跡で、本格的な防御施設としての城壁が出現する。この城壁は幅(奥行)約3.5m、一面の長さ(西側の間口)は500m以上に及ぶ。14m間隔でコの字型の見張り塔が配置されている。
(参考文献:岡内三眞・菊池徹夫偏「社会考古学の試み」から小泉龍人「古代西アジアの社会変化」) |
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