子育てをどうする?
131661 テレビが乳幼児に与える影響
 
喜田育樹 ( 33 デザイナー ) 06/09/22 PM07 【印刷用へ
HAYABUSAさんも言うように、子供がテレビを見ている時の顔って生気が抜けた表情になっていますよね。私も昔子供のお迎えに行ったときに、テレビに向かってみんな口を開け目の焦点が定まっていない子供たちを見たとき、寒気がしたのを思い出します。

先日子供が通う幼稚園に岩木敏之氏が講演に来られ、テレビが乳幼児に与える影響について興味深い話がありました。岩木氏の言うには、年齢にもよるとは思いますが、子供はテレビを見て理解しているのではなく、ある種の錯乱状態になっているようです。

乳幼児がテレビを見て理解しているか否かを判断する一つに『模倣』がありますが、ある調査によると1歳になるまではテレビからの模倣は見受けられずせいぜい拍手の真似程度、また1歳児以降も簡単な言葉や行動の模倣はあるが、複合的な理解は出来ていないであろうことが明らかになってきています。
また幼児向け番組から流れるお兄さんの体操を毎日見続けているにも拘らず、番組に応募し、いざお兄さんと一緒に踊ろうとすると全然踊れない=理解していない、という現象もその一つの現われです。
テレビは視聴率を得るために日常ではありえないような目まぐるしいシーン展開が流れていますが、乳幼児にとっては殆ど理解できず頭が錯乱し、テレビから目を離すことが出来ない状態になっているようです。

また、テレビから流れる時間や空間を飛び越えた情報内容や、テレビでは伝えられない匂いや触感などを理解する為には、一定の観念能力と過去の経験が必要になってきます。これら能力や経験のない乳幼児段階からテレビを見ると、五感や観念能力の未発達を引き起こす事も明らかになってきつつあります。

乳幼児はまず母親との同化→模倣を原点として様々な言動を獲得していきますが、母親との接触時間の少なさとテレビへの依存度との相関も明らかになっており、母親という同化対象の喪失と、同化機能が十分に働かず脳が錯乱してしまうテレビへの依存によって、二重の被害が出ているといえるかもしれません。

参考:乳幼児の発達と映像メディア接触
リンク
NHK放送文化研究所
リンク
岩木敏之氏のインタビュー
リンク


 
 
  この記事は 131201 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_131661

 この記事に対する返信とトラックバック
176489 楽なことはだめ!? 匿名希望 08/05/15 PM02
テレビは乳幼児を錯乱させる?! 「感謝の心を育むには」 08/01/08 AM10
168578 テレビは乳幼児の運動、社会性、言語の発達を阻害する 末廣大地 08/01/06 PM05
テレビは共認機能を刺激しない 「Biological Journal」 07/02/25 AM00
144165 “我が子にはテレビを見せない!”大手広告代理店●●社員の夫と某テレビ局に勤務する妻 匿名希望 07/02/05 AM04
テレビが見捨てられていく 「地域を守る人たち(旧:なんで屋)」 06/11/29 PM04
133711 テレビは思考の連続性を分断する 松川洋久 06/10/09 PM09
133118 テレビのメロドラマやトークショーを見過ぎると、痴呆に! R 06/10/04 PM10
132489 テレビ脳化がもたらす『3つの低下』 走馬灯 06/09/29 PM04
テレビ脳問題:資料 「感謝の心を育むには」 06/09/25 AM11
131926 TVキケン!! 匿名希望 06/09/25 AM00
131766 テレビを見ている乳幼児の脳 サクラサク 06/09/23 PM04

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp