民主主義と市民運動の正体
121760 児童虐待の増加について
 
渡辺卓郎 ( 34 設計士 ) 06/06/16 PM11 【印刷用へ
虐待の調査や相談件数をみると、ここ数年の虐待は劇的に増えているようだ。しかし、逆のデータも存在する。嬰児殺しは30年前の10分の1、小学生殺しは5分の1に減っている。

以下は、平成18年の千葉県における虐待調査の数字である。
リンク
「子育て支援・児童虐待防止に関する意識調査結果報告書」より抜粋
PDFファイル→リンク
(1)〜(10)の事柄は、それぞれ児童虐待だと思いますか。
(1)親が買い物をしている間、乳幼児を車の中に残しておく(40.2%)
(2)「あんたなんか生れてこなければ良かった」と子どもによく言う(71%)
(3)親が幼い子どもを寝かしつけてから夜遊びに出かける(68.1%)
(4)親がカッとなって、つい子どもを叩いてしまう(40.3%)
(5)親が子どもの話し掛けを無視して答えない(41.8%)
(6)親が思春期の異性の子どもの体をよくさわる(51.6%)
(7)親が子どもを戸外に閉め出す(47.1%)
(8)親が他のきょうだいと比べて差別する(41.3%)
(9)親が洗濯をしないので、子どもはいつも不衛生な服を着ている(70.8%)
(10)親が思春期の異性の子どもに性的な言葉を投げかける(58.1%)

()内の数字は、「虐待又は放任の疑い」と、「虐待又は放任である」と答えた人数の割合である。

これらの項目を見ると、一昔前なら普通に行われていたことであって、特に問題になることもなかったようなことだし、誰でもされた記憶があるような行為だろう。
あきらかに「虐待」の範疇が拡大しているのである。

千葉県の堂本暁子知事は、ドメスティックバイオレンスやら男女共同参画条例を画策するなど、フェミニズム政策に血道を上げる人物で知られている。
ドメスティックバイオレンスも、些細な夫婦間のやりとり(しかも男性から女性への行為のみを問題にする)をあげつらって犯罪として扱おうというイデオロギーに基づく策動のひとつである。

深刻な虐待事例が多く報道されていることは事実ではあるが、こうした「調査」と称する観念の刷り込みや、加熱する報道などが、子育てをする母親の不安を煽り、また、「虐待」件数や相談件数を劇的に増加させてきた原因の一つではないか。
 
 
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