>遊牧部族自体が何らかの理由で私権性が強くなった、と考える方が辻褄が合う様に思います。
当時、狩猟部族も採取部族も母系制ですが、遊牧集団は父系制にいち早く転換したようです。この父系制=男原理への転換が私権性の高まりや略奪闘争開始を解明する鍵ではないか
「私権性の高まり」については、直接的には、縄張り(=土地)への異常な執着が原因ではないかと思います。
遊牧では、家畜の生存危機がそのまま部族生存の危機となります。故に、家畜の食料源となる草地や水場の確保が第一義課題となります。
しかし、当時は草原自体が乾燥化により希少になっているため、その場所に集まってくる他部族と頻繁に玉突き衝突(=縄張り闘争)が起こることが容易に想像できます。
その場を確保できなければ死んでしまうという強い生存圧力を受けて、(しかも社会言語も未成熟故)、部族の防衛手段は腕力=武力しかありません。これが略奪に至った状況ではないかと思います。
因みに、牧畜でも家畜を確保していますが、定住しているため、それなりの物理的な防衛策を採ることが出来ますし、何より、その縄張り自体が周りの部族に共認されているであろうことから、当初は縄張り侵犯→闘争は起こり難かったのだろうと思われます。
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