心の本体=共認機能の形成過程
109395 生物はどのように進化してきたのか?
 
本田真吾 HP ( 49 建築家 ) 06/04/20 PM11 【印刷用へ
>結局、現時点でほぼ明らかなのは、生物の機構とは、ほとんど天文学的ともいえる分子反応系を内在させていながら、原核生物に象徴されるように極めてシンプルで普遍的な構造でその分子反応系を実現していること、そして、その機構は分子反応でほぼ語り尽くせる「物体」の相からは、一次元上位の相に位置しており、この相が転移する法則は、例えば真核単細胞生物は原核生物をオルガネラとして自己組織の一部に取り込んで存在しているし、多細胞生物は文字どおり真核細胞を組成(オルガネラ)とした生物であるように、前段階の生物が次の段階ではオルガネラ(=単独では存在できない単なる一要素)として発展(=相転移)することで進化が実現していること、以上2点ぐらいが挙げられます。(4766

大雑把に、相転移についてまとめて見ました。詳しい方に指摘していただきたいと思います。

原核生物
@⇒真核単細胞生物
A⇒多細胞生物単棲
B⇒群生・本能機能による群れ
C⇒共認機能による集団
D⇒共認機能中心+観念機能による集団
E⇒共認機能+観念機能中心による社会

のように、相転移は⇒の部分にあたる。

この段階ごとの獲得機能に注目してみると、

@本格的酸素利用で、損傷しやすいDNAを酸素から遠い核内に安全に保持。単純なエネルギー補給から、内部でエネルギー変換と貯蔵を行い、飢餓に対応できるようになった。

A真核細胞のボルボックスに見られるように、飢餓状況になると、単細胞が連絡しあい、機能分化をおこし、後世に子孫を残すために、一つの細胞だけが生殖を担い、他の細胞はそれを支援する。この完成形が多細胞生物だと考えられる。

B捕食・生殖・危機逃避の確率上昇のため、追従本能を発達させ群れを作った。これは、単棲段階に比べると、個体が緩やかに組織化された状況。これを、群れの外から見ると、個体を細胞とした、飢餓状況のボルボックスの細胞間統合に似ている。

C本能を超えた同類闘争圧力に適応するために、追従本能よりはるかに有機的に統合された共認機能による闘争集団を形成した。同類闘争圧力には共認機能で適応しているが、自然圧力には、本能機能での適応を残したままである。

これは本能による個体の緩やかな組織化にくらべ、遥かに統合された状況で、集団を外から見ると個体を細胞とした、多細胞生物に近い。

D過酷な自然圧力に対抗するため、共認機能を土台に自然と同化する観念機能を獲得し、集団を統合した。自然圧力に本能で適応しているのではなく観念で適応している。Cの段階以上に集団の統合度合いが増す。

E自然圧力のみならず、同類圧力にも観念で適応していく時代。観念態への進化過程。これは集団を超えて、人類が再統合される過程で、事実観念を共認した人類がひとつの生命体のように統合されていく状態に近い。

ということになるのではないかと思う。相転移は全て、他種や同種が作り出すものも含めて外圧変化によっている。そして人類の場合は、種全体の観念による統合という、いまだ経験した事のない領域に踏み出したということだと思う。

 
 
 
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