実現論を塗り重ねてゆく
242210 500万年間の気候変動
 
川井孝浩 HP ( 37 設計 ) 10/12/14 PM09 【印刷用へ
人類が猿から枝分かれしたとされるのが、今から凡そ500万年前。
その500万年前から現在までの大まかな気候変動を整理してみました。

気候変動グラフ
リンク

・500〜300万年前
温暖で安定した気候。現在と比べて0〜+2℃の変動幅。
猿人段階の人類は、アフリカの大地溝帯の洞窟にて密漁生活(動物の骨を拾い、骨髄をすすって生き延びた)
極度の不全状態→本能では適応出来ない⇒共認機能に収束し、スキンシップや踊りによる2足歩行準備段階。

・300万年前〜氷河期へ突入
北半球で氷床の拡大期となり、以降1万年前まで氷期(寒冷期)〜間氷期(温暖期)を繰り返す(4万〜10万年周期)

※以降の氷期区分は、エリアによって表現や年代のバラつきがある。概ねの推定年代として参照。

・200万年前〜ヒーバー氷期
気候の変動幅は0〜−6℃
南米大陸が北米大陸に繋がったことで、多くの生物の両大陸間の行き来が可能になった。
生物の移動による種間闘争圧力の上昇と同時に、多くの絶滅種も発生(トクソドン、メガロドン等)

アフリカに住んでいた人類(原人)も、植生の変化による逆境期→出アフリカへ。
共認機能を自然対象へ向けて同化を試みる⇒観念源回路を獲得した人類は、植生や気候変動を構造認識化=観念回路による予測思考を駆使し、海岸線に出て貝類の採集等を行った形跡などが見られる。

・100万年前〜ドナウ氷期

・70万年前〜ギュンツ氷期
アフリカ大陸でも山地は氷河に覆われるほど。
旧人段階での出アフリカ⇒スンダランドやアジアまで到達、定住(洞窟)

・50万年前〜ミンデル氷期
日本最古の遺構「秩父原人」(旧石器時代)

・25万年前〜リス氷期
14万年前頃に氷期のピークを迎え、アフリカ大陸は旱魃に見舞われる。

・7万年前〜ヴェルム氷期・ウィスコンシン氷期
1万年前まで続いた最終氷期。変動幅は1〜-10℃と大きく、特に2万〜1.8万年前は最寒冷期であった。
また、7.4万年前にはトバ火山(スマトラ島)の大規模な噴火の影響による急激な寒冷化も重なり、地域によっては噴火後2〜3年で15℃低下したと言われている。
 
>およそヨーロッパ北部全域、カナダのほぼ全域と、西シベリア平原の北半分が巨大な氷床に覆われていた。北アメリカではその南限は五大湖周辺、東ヨーロッパではライン川の河口からクラクフ、ロシアではモスクワからアナバール川河口まで達していた。アイスランド全島、南部を除いたブリテン諸島も氷床に覆われていた。一方南半球では、パタゴニア氷床がチリ南部、南緯41度付近まで達した。チベットや、カシミール地方のバルティスタン(パキスタン北端部)とラダック(インド西北部)、アンデス山脈のアルティプラーノも氷床に覆われていた。アフリカ、中東、東南アジアでは小規模な山岳氷河が形成され、特にアフリカではアトラス山脈とバレ山地、東南アジアではニューギニアに氷河が存在した。オビ川、エニセイ川は広大な氷床によってせき止められ巨大な湖が形成された。

>その影響で海岸線は現在よりも沖に移動していた。この海水準がもっとも低下した時代、東南アジアでは現在の浅い海が陸地になっており「スンダランド」を形成していた。アジアとアラスカの間にはベーリング陸橋が形成され、ここを通って北アメリカに人類が移住したと信じられている。(リンクより引用)

現在発掘されている石器の中で、6万年前には弓矢の前駆形態と想われる鏃が発見されている。恐らくこれは投槍器の段階であるが、寒冷適応した大型で動きの比較的遅い哺乳類(マンモスやカモシカなど)の狩猟が行われていたと想われる。

しかし1.5〜1.6万年前 急激な温暖化により、海水面は一気に上昇。それによってスンダランドは海没し、周辺に滞在していた人類(南方モンゴロイド)は新天地へと拡散して行く。

また、温暖化に伴い大型哺乳類は北上又は減少に向い、変わって繁殖し始めた温暖型・森林適応の小型哺乳類は投槍で狩るには困難となる。この頃、俊敏な動物の動きを観察する中で、弓矢や吹矢等の飛び道具が開発され、狩猟収束したと考えられる。

・1.4〜1.2万年前:ヤンガードリアス期(小寒冷期)
気候の寒冷化が-6℃/100年,温暖化が7℃/50年。この劇的な気候変動の中では植生も急速に変化して行く。
このような環境変動の逆境において、人類は農耕・牧畜といった人為的かつ安定的な生産様式を徐々に獲得して行く。
 
 
  この記事は 241779 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_242210

 この記事に対する返信とトラックバック
246324 アラスカで氷河期の子どもを発見 山上勝義 11/02/26 PM03
242743 古代中国の気候変動 ET 10/12/24 PM04

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp