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人類の起源と人類の拡散
360211 ◆オランウータン進化説から人類史500万年を俯瞰する
 
Bannister 20/09/16 AM00 【印刷用へ
◆人類史500万年

哺乳類全般にわたり性闘争が強化されてきた事実と猿集団(真猿・類人猿)における同類闘争の構造は概ね実現論のとおりである。その中で長らく不整合感を否めなかった部分と最新の人類進化説(オランウータン起源説)を踏まえ、あらためて人類集団を事実積層と構造的仮説論理構成から一旦飛躍して、潜在思念を以って直観的・俯瞰的に人類史500万年を捉えなおしてみる。

◆人類が同類で殺し合ってきた時間は人類史のわずか0.1%に過ぎない

近代以降、人類の集団間同類闘争(企業間闘争や戦争や諍いを含む)は、一向に止む事なく、それどころか日々過激さを増しながら連綿と繰り返されてきている。現在社会においても、国家間闘争や政党間闘争。企業間闘争や集団間闘争といった同類闘争は我々の日常や常識の範疇にある。しかし、このような私権闘争を中心とした人類の同類闘争(集団間闘争)の在り方は、人類史的に俯瞰してみれば僅か、500万年の内の5000年(0.1%)の出来事に過ぎない。残りの99.9%の人類史は、戦争どころか同類闘争(集団間闘争)そのものの痕跡すら極めて少ないという事実がある。この事実構造をどう見るかにより、今後我々人類が目指すべき集団の指針と方向性は、大幅な軌道修正を迫られることになる。

◆否定的同類闘争と肯定的同類追求探索

長年、私が引っかかってきたのはこの点である。哺乳類の性闘争と猿の同類闘争の理論仮説は、(チンパンジー進化論の)人類史・私権時代の5000年に限れば見事に当て嵌まるが、人類適応の主流期間である残り499.5万については、明らかにそれらと位相の異なる別の原理論・統合理論(集団本能)が人類集団に働いていたとしか思えないというところにある。確かに極限的な外圧環境はもちろんあっただろう。人類の集団=人口そのものが極めて少数だったこともあるだろう。しかし、人類は世界中に移動し拡散し、同類闘争の痕跡無く生活域あらゆる地域に残し、亜種間交配を繰り返し存続してきている事実がある。

◆人類の集団再構築の本源はどこにあるのか?

日本に限定しても縄文時代においては争いがなく、物的贈与ネットワークは日本中に構築され、少なくとも私権時代の約3倍にあたる 1万3000〜1万6000年以上に渡り同類闘争の形跡無く繁栄・存続していたという事実がある。それは何故か。どうして可能だったのか?なぜ今は出来ないのか?。おそらくここに、新たなオランウータン進化仮説の親和母体の母系制集団というファクターと、哺乳類・猿の性闘争とは全く異なる人類固有の適応活力源(性活力と追求探求による)集団統合原理が存在すると思われる。今後の人類集団の在り方や集団規模、集団間関係も含め、人類集団存在存続の本質(本源構造)に迫る鍵はこの位相にあるように思われてならない。
 
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